源氏物語「紅葉賀」罪におののく藤壺女御/一方、好色な老女官 源の典侍にはモデルがいた 宮廷スキャンダルに?
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

わっかで開かれている「源氏物語を読む」に久しぶりに参加しました。「紅葉賀」の巻でした。
華麗な青海波と罪におののく藤壺女御
ここには源氏と頭中将が「青海波」を舞う華やかな場面があります。源氏の子を宿している藤壺女御は、源氏の美しさに見とれつつ、罪におののいています。
そしていっそ死にたいと思うけれど、弘徽殿女御や他の人々になんと言われるだろう、そう思ってかろうじて踏みとどまるのです。
のちに赤ちゃんと対面し、かわいくてたまらない桐壺帝は、わざわざ赤子を抱いて源氏に見せにきます。そして、
「おまえの赤子のころにそっくりだよ。美しい者はみんな似るのだろうか」
なんて言葉をおっしゃり、ドキドキしてしまう源氏。
「わ、わたしの子ですから・・・」(源氏心の声)
それでもやはり、可愛いな、とほろりとしてしまう源氏。
いろいろな思いが、紅葉の色彩のように交錯する美しい巻です。

好色な老女官のモデルは義姉?
そして、もう一つ上げたいのは、源典侍(げんのないしのすけ)という高級女官についてです。
この人は帝のそば近くに仕え教養深く音楽の才もあるすぐれた人です。けれども、好色で57歳という歳にもかかわらず、源氏や頭中将に色目をつかいます。
そして、源氏を自分の寝所に引き寄せますが、頭の中将とその場で鉢合わせしパニックになるという、源氏物語の中ではもっともドタバタっぽいところです。

ところで、源の典侍には実在の人物モデルがあるのではないかと前から言われています。
モデルというのは紫式部の夫 藤原宣孝の兄嫁、源明子。設定も様子も、まるでそっくりだというのですから驚きです。
それにしても、このコミカルな描き方・・・紫式部は、なんかうらみつらみでもあったのでしょうか。
いくつになっても恋愛の現役でいたい、若くありたいと思うのはいいのですが、客観的に見たおかしさ、恐ろしさを紫式部はシニカルに残酷に描いています。
小説ネタとしてあまりにもおもしろすぎて、ついつい筆が走り、作品の登場人物にしてしまったのでしょうか。そのせいかどうか、発表後間もなく明子は宮中を去ったといわれます。
ほんとか嘘か、本当ならまるで「週間○○」などのスクープ記事にやられたようなものですが、源氏物語は、文学作品であると共に、宮中の人々の消息物語としても大きな影響力をもっていたのかもしれませんね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
関連ブログもありますので、目を通していただけましたら幸いです。
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