おっとりした平安美人の姫君 源倫子(黒木華さん)、「源氏物語」のヒロイン、紫の上を方鬱とさせる。まひろとの間で悩まないことを願います
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
『光る君へ』を観ていると、
『源氏物語』が重なってくることがある。
前回も、藤原道長(柄本佑さん)、藤原公任(町田啓太さん)、藤原斉信(金田哲さん)3人が和歌を広げて楽しんでるシーンは、まるで「帚木」の雨夜の品定めのようだった。 –
黒木華さんの倫子を見ていると、
その優しさとか、はんなりした雰囲気が、
なんたなく「源氏物語」のヒロイン紫の上に似ているような気がする。
ほんの幼い頃、さらわれるようにして源氏の邸に連れてこられた紫の上。
そのあどけなさや可憐さに、ぐっときた人も多いだろう。
けれど、源氏の浮気に苦しめられ、
ついには恋愛相手の子を母代りに育てることになる。
この明石の姫君を慈しむ中で、彼女自身が成長し、
一族を支えて邸を守り、源氏にも、まるで母のような寛容で接することになる。
ここには紫の上のやさしさを表すと同時に、苦みもある。
倫子姫は、高貴な身分ではあるけれど、やはり道長の浮気(?)に苦しめられつつ、一家の主婦として一族の繁栄をささえるようになるのだろうか。
このあたり、倫子とかぶるような気がする。
源倫子のおっとりした雰囲気や、穏やかな人柄も紫の上と似ている。
上に兄たちがいて出世の望み薄だった道長が、
大出世を遂げたのは、源倫子のお陰もあるという。
道長にも数多い妻がいた。
願わくばそれによって、おっとりした倫子姫があまり苦しみませんように。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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