映画「笑ふ男」の悲劇性は悲しんでるのに、口元のハンカチを取り去れば、笑い顔にしか見えないところです
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

ヴィクトル・ユゴーの小説を原作とした『笑う男』(1928年制作 原題:The Man Who Laughs)は、無声映画の傑作です。
ポスターの絵から怖い映画と思っていましたが、どちらかと言えば悲劇的な愛の物語でした。
舞台は、 17世紀末のイングランド。
反逆罪に問われた貴族は鉄の処女によって処刑され、息子のグウィンプレンは罰として、口を成形されて一生消えない「笑い顔」とさります。
荒野に捨て去られさまよい歩いているときに、亡くなった女性の抱く赤ん坊が生きているのを知り助けます。やがてウルシュスという男に救われますが、その時赤ん坊の目が見えないことを知ります。
やがて成長し彼ら一同は旅役者の一座となり、グウィンプレンは「笑う男」として人気を博します。
そんな中、グウィンプレンは盲目の女性デアを深く愛しています。けれど、自分の醜さを知っていてうちあけることができません。
「きみは僕のほんとうの顔を知らないんだ」
するとデアは言います。
「目が見えないから、あなたの真の姿がわかるのよ」と。
ここは、ホロリとさせられます。
その後、グウィンプレンの不気味な顔に魅せられた公爵夫人のちょっかいが入ったりいろいろあるのですが中心は、笑う男グウィンプレンと盲目の少女デアとの間の愛です。
笑う男の悲しさは、つらくて泣いているときにもその口のせいで笑っているように見えることです。
女王の前で侮辱され、つらい目にあわされたときも悲しんでいるのに、口元を抑えていたハンカチを取ると笑い顔に変貌します。これが悲劇でなくてなんでしょう。
そして、常に笑っている男を見ることは、人に不思議な居たたまれない感情を呼び起こすようです。笑っている顔を見て、宮廷の人々も困惑し、あげくには「不謹慎だ」と怒リ出すのです。
原作の小説では悲劇的な結末のようですが、これはもう少し明るく希望のモテる結末になっています。
主演はコンラート・ファイトで、この悲劇的なメイクと常に「笑っている男」のビジュアルは、後にジョーカーにつながっていったとされます。
まったく怖くはなかったので安心でした。
アマゾンプライムで観られます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。











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