藤原隆家(竜星涼さん)の本性がだんだん見えてきて、ついに花山院に矢を」射かけるというとんでもない事件を引き起こす。けれど憎めない
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

光る君へ。
やんちゃで暴れん坊の、中関白家の次男藤原隆家(竜星涼さん)の本性がだんだん見えてきましたね。これは興味深いです。
兄の藤原伊周(三浦翔平さん)が中関白家の零落によりだんだん追い詰められていくのに反し、隆家クンは相変わらずふてぶてしい。笑
そして兄の恋人を取られたと勘違い。兄をけしかけて出かけ、 花山法皇(本郷奏多さん)に弓を引くというとんでもない事件を起こしてしまいます。(長徳の変)
これやはり、やんちゃな弟主導で引き起こした事件なんでしょうが、花山院のファンとしては再登場が嬉しいです。
つるりとした頭もすっかりなじんで、やはり美形でいらっしゃいます。

「枕草子」にも隆家が登場
ところで清少納言は「枕草子」の中でも隆家のお茶目なところを紹介しています。有名な「中納言参りたまひて」のところです。
隆家がある日、中宮定子のもとを訪れます。そして姉の定子に向かっていいます。
「素晴らしい扇の骨を手に入れたので姉上にさしあげます。今この骨にふさわしい紙を探してるところです」
「どのような骨なの」と定子。
「すべての点ですばらしい骨ですよ、かつて見たことがないくらい」
と興奮気味に言い立てる隆家。
「(見たことがないなら)クラゲの骨ですね」
すかさず清少納言がいいます。
はたと感心する隆家。
「いいねえ。今の、ぼくのせりふにしてよ」
と、まあ、こんな感じです。
清少納言の一寸した自慢話にもなってるのですが、隆家の(ハチャメチャ)な性格も表わしていて、実に楽しいエピソードです。

「長徳の変」で都から追放
そして、そんな隆家らがついに花山院の衣の袖を矢で射ぬくという「長徳の変」を引き起こしてしまいます。伊周、隆家の兄弟二人は都から追放。
この事件によって道長の権力はますます高まったでしょう。ライバルが自滅・・・。
ちょうど紫式部が、父とともに越前に向かう頃のことです。
中宮定子はこの事件のあと落飾するのですが、あきらめきれない一条天皇により環俗させられ、内裏に連れ戻されます。
いかに一条天皇に愛されていたかがわかりますね・・・。
隆家は許されて、都に戻ってからは道長ともそこそこ良い関係をもちます。また、のちに隆家は日本を救うような大活躍をするのですが、それについてはのちほど・・・。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
いよいよ、山東京伝(古川雄大さん)が登場。戯作者として人気の出ていた京伝は、吉原などで蔦重(横浜流星さん)と知り合い、大ヒット作『江戸生艶気樺焼』を産むことに サンピエトロ大聖堂で行われていたローマ教皇フランシスコの葬儀。抜けるような青空。その場でトランプ大統領とゼレンスキー大統領の弔問外交も 今人気のスライドボード、スポーツ選手も身体をきたえるのに使っているそうです。 狂言も、コロナ禍のような伝染病を取り上げています。その名も「ホーホー病」。野村萬斎さんによれば狂言の狂は「物狂いやシャーマニズムにつうじる取り憑かれた状態」なのだそう。 「刀伊の入寇」では先頭に立って敵を撃破した隆家。暴れん坊の本領発揮。もしこの人がいなければ歴史が変わっていたでしょう