心に残る何かを、子や孫に残せたらいいなあ。

今日の新聞で読んだ「人生案内」
(実は、新聞の中で、ここが一番好きなのです(^^;))

若い女性からの相談で、
亡くなったおじいちゃんからの手紙が出てきたという。
とても自分のことを心配してくれている手紙で、
おじいちゃんのやさしさにあふれている。

けれど、その女性は自分が返事を書いた覚えがない、という。
そして、そのことを気にかけている。
おじいちゃんは、自分の手紙を待っていたのじゃないか。
つらい思いをさせてしまったのじゃないか、と。

なんて心根の優しい女性なのだろう。

私は年が近いので、おじいさんの孫に対するいたわりにも感じさせられた。

わが家でも、私の両親が亡くなったあと、引き出しから見慣れない
ちょっと派手目な (老夫婦に似合わない 笑) 写真集が出てきて、
あ、と思ったら、孫娘、つまり私の娘の写真だった。

舞台に立っていた頃の写真や、あいさつ状。
ひとつの舞台がおわるごとに毎回欠かさず送っていたはがき。
それを父と母は全部、アルバムにして大切に取っておいてくれた。

時間のあるときなんか、二人でこたつに入りながら
顔つき合わせせて見てくれたんだろうか。
そう思ったらホロリとした。

うれしくて、今は私の宝物にしている。
  (娘にわたさずに 笑)

いま、娘にも1歳8カ月の女の子がいる。
初孫娘ちゃん、そういって、かわいがっているけれど、
新聞の中のおじいちゃんや、私の両親のように、心に残る何かを
子や孫に残してあげることができるだろうか。

年のせいか、なんか最近、そんなことばかり考えてる(^^;)

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