光る君へ 清少納言(ファーストサマーウイカさん)初登場。
こんにちは、ゆきばあです。
光る君へ 今回、清少納言(ファーストサマーウイカさん)初登場。
予想に違わずたいへん個性的で自分の感じたことをしっかりつ伝えていこうとする強さがあった。ひょっとして、本当の清少納言もこうだったのではないか、と思わせた時点で大成功ですね。
あの強さがのちに「枕草子」を書かせて、中宮定子を人々の記憶の中に永遠に留めさせたのだと思えば感動する。
まひろ散楽一座の座付き作家になる?
また、直秀(毎熊克哉さん)の役割も印象づけられた。
直秀は、町辻で劇を演じる散楽一座のひとり。
まひろ(吉高由里子)は、自分のつくった物語を彼に見せる。
けれど、
「貧しい者は笑いたいんだよ。おかしきことこそめでたけれ、だ。
お前の話は笑えないんだよ。貴族の戯言だ」と、一笑に付されてしまう。
悔しがるまひろ。必ずや、もっとおもしろい話を書いてやろう、と思っただろう
実際の紫式部にも、どこかに修行の場があったかもしれない。
「光る君へ」では、まひろが一座との交流の中で、腕を磨いていくという展開になるようで興味深い。
まるで座付き劇作家として、せっせと物語を書き溜めたシェイクスピアのようで、今後の展開が楽しみである。
そして、あの二人の会話からも目が離せない。
「もっとお楽になさいませ」
倫子(黒木華さん)のサロンでのこと。
「(まひろさんは)もっとお楽になさいませよ」
と声をかけてくれる倫子()のやさしさ、優雅さが美しい。
裏はないと思うが・・・。
ひょっとして、例の京ことばとかでいう、
「あなたは気合いが入りすぎてて、ウザいわ」なのか・・・;
それとも、真に心やさしい深窓の姫なのか・・・。
両方に思わせるところが、黒木華さんの凄さ!
そして、現代風の話し言葉が使われる中、
唯一おっとりとした高貴な姫らしい話しぶりが見事だ。
また、サロンで「蜻蛉日記」の話が出て、
「家にありますのでお貸ししましょうか」(まひろ)
「いらないわ、書はキライなの。読むと頭がいたくなるから」
と、すげなく断る倫子姫。
これは・・・! 本物の高貴な姫は書など読まない。
倫子が言うと、本嫌いさえ、おっとりした品の良さに思えるから不思議だ。
想いのあふれる漢詩
今回、藤原道長(柄本佑さん)の、漢詩の迫力にも圧倒された。
まひろへの想いのあふれる漢詩。あの場にいた皆さんは不思議に思わなかったのか。
そして、その夜届いた道長からの和歌。
ちはやぶる 神のいがきも超えぬべし 恋しき人の見まくほしさに
これにも感動させられた。伊勢物語からの本歌取りという。
最後、手紙を抱きしめるまひろが切ない。二人の恋の行方も気になるところだ。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ほかにも関連ブログ書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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