タケノコの天ぷらをいただいて、しばしタケノコ梅干しの思い出にひたる
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
タケノコの天ぷら。下味がついていておいしいです。
今日は、地元の友人たちと食事して、たまたまタケノコの話題が出て、「タケノコの天ぷらおいしいわよ」と聞いて、「食べたいな」といったら、夕方近くに電話がきて、「今、タケノコを揚げたから」という間もなく、棟の下までもってきてくれた。
ありがたい。
食べてみると、下味がついていて、やわらかくおいしい。
タケノコはやはり春の味ですね。
このところ気持ちがワサワサしてて(どういう意味だ 汗)、タケノコのシーズンなのも忘れていた。
懐かしのタケノコ梅干し
子供のころ、タケノコ好きの私のために、母がよく堀りたてのものを何本か買い求めて、油揚やフキと煮てくれた。フキは小さい頃は苦手だったがいつからか、フキと煮たタケノコが一番ウマい!と感じるようになった。
タケノコは糠で煮る前にまず皮むきの作業がある。外側の固い皮から順番に向いていくと、だんだん中が柔らかくなって、一番内側の辺りはやわらかくて、タケノコの青々したにおいが立ち上がってくる。
そのあたりのところで、「それがいい!」という。そして、柔らかいところの皮を一枚もらう。
その皮のまん中に、梅干しのやわらかい実のところをぐちゃりと乗せる。その皮を半分にたたむ。
下の辺りをもって口に運ぶと一寸、ペロペロキャンディー風の感じである。
それを「酸っぱーい」といいながら口の中でしゃぶるのである。
すると間もなく梅干しの赤が外にうつってくる。赤くなれば赤くなるほど楽しい。しかも姉妹や従姉妹どうし、だれが一番赤く出来るか競い合ってやるのである。皮も紫蘇色に染まるが、口の中も真っ赤。たがいに笑い合った思い出もある。
きっと炊いたタケノコを食べるより何より、それが一番楽しみだった。遊びとおやつを兼ねた昭和半ばのころの思い出である。
まあ、そんなときに同時に思い出すのは、やはり母の顔ではあるが、あまり親孝行しなかったなあ、とそんなことも浮かんできて一寸切なく懐かしい。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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