私たちは春夏秋冬、4つの季節と共に歩んできた旅人なのかも知れない。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
今年は、6月から暑くて大変だった。こんなに早くから暑いなんて、今年の夏はどうやって乗り越えたらいいのだ、と思った。
そして7月、ついに夫が仕事部屋にエアコンを入れた。
「これで大丈夫だね!」
どんな暑さだって平気だ、と思った。
けれどその後、1、2週間は、梅雨の戻りのような涼しい日が続いた。
「どうなってるんだ!」
クーラーを点けるまでもない。むしろ点けると寒いくらいだ。
毎年、夏の初めに一気にすごい暑さがきて、それが3日も続くと、
今年の夏は乗り切れない! どうしよう。
そんな気弱な気持ちになったものだ。
けれど毎年、もうたまらない、1日だってがまんできない、と思う頃に不思議と暑さが和らぐ。
そして、ふと涼しい1日が訪れる。それが2日、3日。
ああ、でも、まだまだ油断できない。
そう思っている内に、徐々に日は短くなり、空気の底にひんやりしたものが混じる。
数日後、自然の木々の公園を歩けば、かたわらの空き地にはセイタカアワダチソウの群生。その向こうにススキの穂が風に揺らいでいるのが見える。
ああ、本格的な秋がきたのだな、と思う。もう、あきらめのような気持ち。
こうして秋は徐々に深まっていく。
若い頃は秋がくると寂しいな、と思った。
今は季節の流れの中に身をおいているのがむしろ心地いい。
季節と自分とが一緒になってどこまでも流されていくような。
日本人は年をとると、だんだんこんな心境になるのかも。
きっと私たちは生まれてからずっと、4つの季節と共に歩んできた旅人なのだ。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
2022-10-14 by
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