私たちは春夏秋冬、4つの季節と共に歩んできた旅人なのかも知れない。

DSC_2992

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

今年は、6月から暑くて大変だった。こんなに早くから暑いなんて、今年の夏はどうやって乗り越えたらいいのだ、と思った。

そして7月、ついに夫が仕事部屋にエアコンを入れた。
「これで大丈夫だね!」
どんな暑さだって平気だ、と思った。
けれどその後、1、2週間は、梅雨の戻りのような涼しい日が続いた。
「どうなってるんだ!」
クーラーを点けるまでもない。むしろ点けると寒いくらいだ。

毎年、夏の初めに一気にすごい暑さがきて、それが3日も続くと、
今年の夏は乗り切れない! どうしよう。
そんな気弱な気持ちになったものだ。

けれど毎年、もうたまらない、1日だってがまんできない、と思う頃に不思議と暑さが和らぐ。
そして、ふと涼しい1日が訪れる。それが2日、3日。
ああ、でも、まだまだ油断できない。
そう思っている内に、徐々に日は短くなり、空気の底にひんやりしたものが混じる。

数日後、自然の木々の公園を歩けば、かたわらの空き地にはセイタカアワダチソウの群生。その向こうにススキの穂が風に揺らいでいるのが見える。

ああ、本格的な秋がきたのだな、と思う。もう、あきらめのような気持ち。
こうして秋は徐々に深まっていく。

若い頃は秋がくると寂しいな、と思った。
今は季節の流れの中に身をおいているのがむしろ心地いい。
季節と自分とが一緒になってどこまでも流されていくような。

日本人は年をとると、だんだんこんな心境になるのかも。
きっと私たちは生まれてからずっと、4つの季節と共に歩んできた旅人なのだ。

DSC_3010

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

DSC_2969


by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です