赤ちゃん猫の面倒をみてやっていた野良猫くんの話に思わずホロリ
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
私の住む若葉台は緑が多く、公園の木々も自然林のように茂っている。
だから、散歩をするにはもってこいです。
朝な夕なに、森のような若葉台公園の周辺を散歩したり、ジョギングしたりする人の姿をよく見かける。
「わたしもやろうかな・・・」
とは思うが、飽きっぽいので3日くらいしか続かない。
公園の入り口あたりには、立て看板があったりする。
「猫にエサをやらないで」そう、書いてある。
猫は人間に飼われて久しいので、自分でエサを探すのは難しい。そして、人間の顔を見上げて、
「ニャア」
と、鳴く。放っておくのはなかなか難しい。特に猫好きな人にとっては。
たまたま猫にエサをあげている人の横を通ったりすると、話しかけたくなる。
「かわいいですね」
「ええ」
まるで、ご自分の飼い猫のように嬉しそうにこたえてくれる。そして、茶トラの子のくびのあたりをなでながら話すともなく話してくれる、
「この子は、産まれたばかりのこんな小さいときから、ここに捨てられてたんですよ」
「まあ」
「それで、どうなるかと思ったら、おとなの雄猫が面倒見てくれて」
「そうなんですか・・・今も、いっしょに?」
「いいえ・・・それが、もう3年くらい見てないわね」
と、1メートルくらい離れたところで、別の猫にエサをあげている人に話しかける。
「そうね、あの猫ちゃん、どうしたのかしら」
「そうなんですか・・・」
わたしも、一寸しんみりした気持ちになる。
その雄猫は、きっと寒さのきびしい冬や、雨風のときにも赤ちゃん猫を守ってあげたのだろう。
人間にだってなかなかできることではない。
そのお陰で数年後には、こんな立派な猫に成長したのである。
「オレがまもってやるゾ」
と決めた雄猫と、赤ちゃん猫。
寄り添って歩く姿が茂みの向こうに見えるようで思わずホロリ。
猫にも人間のような情がある。いや、人間以上なのかもしれない。
こんな話をきくと、人のすぐれているところってどこなのかな、とふと考え込んでしまう。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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