鎌倉殿の13人。義時、運慶に「悪い顔だがいい顔だ」といわれる

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

北条泰時が一族の繁栄を願って建立した成就院。アジサイの向こうに由比ヶ浜が見られるお寺としても有名です

今日28日の大河もすごい迫力でしたね。義時(小栗旬さん)の真意が見える感じで、納得のいく展開でした。すべては鎌倉のため、北条のため、悪人になってもやり遂げようとしている。

賴家(金子大地さん)に刺客を送ろうとしたとき。息子の泰時(坂口健太郎さん)は、父を必死で止めようとします。頷かない義時。けれど、息子の気持ちはよくわかっている。そして、弟の時房 (瀬戸康史さん)に向かってつぶやく。「太郎はかつての私なのだ」と。

そうか、そうであったか、やはり、そうなのか・・・と思いました。
時房は、「太郎は兄上にとっての希望なのですね」
語らない義時。けれど、弟は兄の気持ちを、ちゃんとわかっていた。やるじゃない、時房と、一寸思いました。笑

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そして義時は、15年ぶりに運慶と再開。
運慶は「悪い顔になった」とズバリ言います。そして続けて、
「けれど迷いがある。そこに救いがある。悪い顔だがいい顔だ」

まるで謎のような言葉・・・。悪い顔・・・でも、いい顔。
仏像を彫るときの、運慶の覚悟のようなものを感じました。
人の顔は、良い、悪いのどちらかだけれど、義時は心の中に葛藤があり、悪になりきれない。そこに運慶も激しく惹かれたのではないでしょうか。

たしかに今回の義時は、善も悪も飲み込んだ、すさまじい、良いお顔をしてましたね。義時という人間の心の奥から光が差しているように見えるときも。小栗旬さん、一段とスケールの大きい演技をされていて、感動しました。
そして、ここに、仏師運慶をもってくる三谷幸喜さんの脚本の凄さよ。

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凄いと言えば、賴家の最期も、すさまじかった。ゾクゾクしました。苦しみながら、鎌倉殿としての誇りをもって死ぬことを選んだ賴家。無念さが見事なくらい表情に表われていて、胸打たれました。

そしてもう一人の死。善児(梶原善さん)。最期はやはりトウ(山本千尋さん)がとどめを刺しましたね。トワは、「父のかたき、母のかたき」ずっと、そう思いながら善児に育てられ、修行をしてきたのでしょうか。

つらいけれど、これまでの二人の日常はどうだったのか、それぞれの心のありようを考えただけで胸打たれます。
素晴らしいドラマを見せて頂き、ありがとうございました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにもいろいろ書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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