大河「鎌倉殿の13人」梶原景時のこれからの運命が気になります

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

竹林を風が抜ける報国寺 – わかば通信2号(2011年8月1日号)より

写真は、境内に1000本を超える孟宗竹の竹林がある報告寺です。暑いこの時期、鎌倉にお出かけの際には、涼しげな『竹の寺』で一服されてはいかがでしょう。

ところで鎌倉殿の13人、ついに頼家のもとに「13人の合議制」が始まりましたね。

何か含んだ表情の源頼家(金子大地さん)、困った顔の北条義時(小栗旬さん)、そしてあくまでも堅物で中心の梶原景時(中村獅童さん)、役者がそろってますね。

いま私が今一番気になるのは梶原景時のこれからの運命です。

景時と言えば、石橋山の戦いの際に、戦に負けて山の中に潜んでいた頼朝(大泉洋さん)を見逃してくれた人。

石橋山の恩を忘れず

その時の恩を頼朝は忘れず、懇願して鎌倉の御家人になってもらいました。そして、どんどん頼朝からの信頼を深めていく景時。
景時は戦に長けているだけでなく賢く、怜悧、真面目一徹。今なら、霞ヶ関のキャリア官僚ですね。

その能力で頼朝に仕え、義経と共に平家追悼の戦では、義経をサポートしつつ、密かに義経の行ったあること(ないこと)を逐一鎌倉の頼朝に伝えました。

義経がこれほど兄に憎まれたのも、梶原景時の讒言のせいだったかもしれませんね。
しかも不思議なことに景時には、まったく罪悪感がない。頼朝にも、そして跡取りの頼家にも全身全霊で仕えたのです。

作家の永井路子さんによれば梶原景時は、頼朝の口から命令される前にその意を察し、邪魔になった者を排除したといいます。

そんな態度が人々の不信感をあおり、頼朝に信頼されるのと反比例してほかの御家人たちに疎まれることになったようです。そして頼朝亡き後、憎しみを一身に浴びることになったのです。

それにしても中村獅童さん、すごい好演ですね。景時、他の人では考えられない。何かを含んだような表情を見るたびに、ハラハラしつつ期待してしまいます。笑

できすぎの悲哀、梶原景時

そして同時に、できすぎくんの悲哀を感じます。

また実は、梶原景時が本当の悪人ではなく、悪人は別にいるのでは・・・まさか義時では・・・ 汗 と思わせるのも脚本の面白さですね。
まあ、そんなはずないですよね。

義時はいつも頼朝や、頼家や、父の時政など、周りの困ったちゃんたちに苦労させられてるのに・・・。けれど、本当のところはどうなんだ、と思わせるところが、三谷幸喜さんの脚本のすごさなのかもしれません。

これからの凄惨な権力闘争、見るのは少々つらいけれど、これもある意味人間の一面なのかと思えば、目をそらすわけにもいきません。どう描かれるのでしょう。一寸ドキドキする感じですね。展開を楽しみに待ちたいと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
鎌倉殿の13人、ほかにもいろいろ書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

☆大河「鎌倉殿の13人」梶原景時のこれからの運命が気になります

鎌倉殿の13人、「名前を、葵に変えました」の言葉に驚く。大姫は葵の上という気位の高い不幸な女性に何を託したのか。

鎌倉殿の13人、八重さんは伝承のなかに還っていった。だが、これはあまりに残酷で悲しい。

鎌倉攻めの作戦を練る姿に思わず涙ぐむ。義経は最後まで、義経らしく行動していた。つらいシーンの多いなか、八重までいかないでほしい。

「鎌倉殿の13人」を見ていて、演技がうまいってなんだろう、とふと考えてしまう

ほか。

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