鎌倉殿の13人、八重さんは伝承のなかに還っていった。だが、これはあまりに残酷で悲しい。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

今日の「鎌倉殿の13人」21話、ショックでした。

きっとそういう展開かな、と恐れながらも、前半の時間、八重さん(新垣結衣)があまりに自然で幸せそうだったので、つい油断してしまった。

でも、新しく男の子を引き取り、その子の名が鶴丸と知って胸騒ぎ抑えられず。わが子金剛が、鶴丸がきてからは、不安そうにしていたのも気になる。

「みんな大事だけど一番大事なのはあなたよ」

わが子をぎゅっと抱きしめる八重さん。

「自分に似ている!」と頼朝の妄言

政子や義時のいるところで、伊豆の思い出をなれなれしく話す頼朝。
しかも「(金剛が)自分に似ている」などの妄言も。いったい、どれだけ八重に甘え、八重を苦しませれば気が済むのだ。

ひょっとしてこれは、伊豆の思い出を語ることで、もうひとつあったかもしれない自分の別の人生をたぐり寄せているのかもしれない。
懐かしの伊豆。そこにはやさしく愛らしい少女、八重姫がいた。
そのままそうして暮らしていたほうが、案外幸せだったかもしれない。

でも現実は二人にとって、もっと過酷だった。

そしてある日、子どもたちみんなを川遊びに連れて行く八重さん。
何げにその場にいる三浦義村(山本耕史さん)。
まあ、何かあれば義村が助けるだろう、そういう展開にしてください・・・と祈るような気持ち。

突然、鶴丸が川の真ん中で動けなくなっているのを見て、顔色を変える八重さん。
そのとき「せんつる・・・」という言葉が口をついて出る。
そして、引き寄せられるように川の中央に向かう八重さん。

抱いて川辺にもどってきて、子供を義村に預けるが、
ホッとしたのもつかの間、みんなが子供に気を取られているスキに、力尽きて川に流されてしまう。

あまりにつらい展開・・・。
お願いだから気がついて、と祈るような気持ちで見ていたが、まるで振り向かない平六。
そしてついに、取り返しのつかない結果に 涙

わが子を抱き伝承の中に還っていった八重姫

その間、夫の義時(小栗旬さん)は、仏師の運慶と仏像の話をしている。
「母の顔に似せているのです」と運慶。
そのお顔を見上げる義時。
今回の題が「仏の眼差し」だから、きっと、金剛はずっと、
この仏像に母、八重の面影を見ることになるのか。

それにしても子を亡くしたあと、川に身を投げたともいわれる八重姫を、その伝承の中にもどしてしまった三谷脚本。

なんて残酷で律儀すぎる展開だろう・・・と少々恨む気持ちにもなる。

いつもみんなの幸せを願っていた八重さん。

そういえばこのシーンで金剛が不安そうに見つめていた

この太陽のように愛情深い女性は、きっとその後の鎌倉での、陰惨な足の引っ張り合いに耐えられないだろう。
その渦中にいる義時を見ていることもできないだろう。

だからこそ今八重姫は、わが子の面影を抱いて天に還ったのだ。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ほかにも「鎌倉殿の13人」について書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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