若葉台市民図書館SOLAに行ってきました。
今日は、若葉台市民図書館SOLAへ行ってきました。
SOLAは、廃校になった旧若葉台西中学校の
図書室を利用してつくられています。
団地住民の高齢化が進んで、子供の数がすくなくなったことから、
2校あった中学校がひとつに統合されたのです。
ちなみに、同じくわが子たちの母校、旧若葉台西小学校も
廃校にになりましたので、わが子たちは、10数年前、
母校2つをなくすことになりました。
実は、すまない、と思っています。
この団地に越してきたことで、子どもたちに
小中学校、母校ふたつを喪失させることになってしまったと。
そんなこんなで、SOLAに入ると、気持ちがちょっとざわつきます。
西中生たちが図書室で、本を選んでいるときの姿を思いだし、
音楽室から、合唱祭の練習をする歌声がふと流れてくる。
思い出のたくさんしみこんだ校舎です。
SOLAは今年の6月で、創設10年になったとのこと。
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昔のままの書棚がなつかしい!
どの本も年季が入り、人々に愛され、読まれている感があります。
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今奥に、夏目漱石の初版本の復刻コーナーも作られています。
「我が輩は猫である」や、「虞美人草」の初版本もあり、
こんなに素敵で凝ったつくりだったなんて、ほんとにビックリです。
本好きの方、漱石ファンには、このコーナー見逃せないのではないでしょうか。
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![](https://yukinovel.net/wp-content/uploads/2021/08/sola4-1024x579.jpg)
これは「虞美人草」の復刻版(岩波書店)。
思わず手に取ってながめたくなるきれいな本です。
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明治のころから、出版界の人々は、これほど精緻でていねいな本作りをしていたのですね。
いずれ、昭和初期のころの童話本の展示もあるそうで、それもぜひ見に来ようと思っています。
小学生の時、雨で体育などが自習になると、わたしはよく図書室にいって
本を読んでいました。
いま思えば、ずいぶん辛気くさい子供でした(笑)
かび臭い本のにおいに包まれページをめくるのが無上の楽しみでした。
漱石も最初に読んだのが、たしか「吾輩は猫である」か「坊ちゃん」。
わたしも古い人間ですが(笑)、こんな装丁ではなかった。
そういえば、小学生の時「こころ」を読んで、
「どんな話だった?」と父に聞かれ、
「なんとかが、なんとかになって・・・」などストーリーだけいって
やはり、まだ無理だったか・・・みたいな顔を、父がしたのを覚えています。
もともとの本もあるのですが、地元の人々から寄贈された本も多く、
現在蔵書は、1万4千冊。こんな素晴しい書庫も。
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わたしの寄贈した「羽仁もと子全集」も大切に保管してくれていました。
市民図書SOLAをぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。
受付けも住民の方々のボランティア。
いつも丁寧に対応してくださり、ありがとうございます。
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