「老い楽 対談」上坂冬子 曽野綾子/気軽に読めて笑えて、さいごは奥が深い。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

曾野綾子さんのポプラ社から出版された
「90歳、こんなに長生きするなんて。」

この本が気になって案内を見ていたら、心にずーんときた項目がいくつかありました。
例えば、こんな言葉のところです。

「人生で会ってお世話になった人たち」に感謝を伝える

すべての人間にはその人しか達成できない使命が与えられている

世の中の重大なことはすべて一人でしなければならない

神様がいると感じたことが、二度ある

皆さんは、いかがですか。
長く文章を書かれてきた方は、人生についても独自の考えをお持ちのように感じます。
ぜひ、この本で90歳の曽野さんのお考えに触れてみたいと思います。

見出しの本は、曾野綾子さんと上坂冬子さんの「老い楽 対談」。
お一人で書かれたものと違い、また仲の良いお二人なので対談というより、友達同士が本音で話されている感じで、そこがまた興味深いです。

たとえば、「若いうちは極力お金を使わずに貯めるべし」のところで、

上坂さん「どこの誰とも分からない、血のつながりもない人に、自分が苦労して貯めたお金を使うのはイヤ、みんな、自分で貯めればいいじゃない」

このあけすけさに感動。
今は、みんな善意の衣で武装して、キレイゴトや、感動話しかいわないので、しっかりと考えを伝える姿勢に脱帽です。
若い頃から、女ひとりがんばってきた人の強さを見た気持ちです。さらに、
「自分にはまだ一つ、『死ぬ』という大きな仕事が残っている」

曾野さん「『生きるとはどういうことか』といったことに対して、答えを求めようと思ったことがない。いくら考えても答えはわからないから」

高齢期を迎えたお二人の、キッパリとした正直な言葉が並んでいる、たいへん貴重な対談本です。
ぜひ読んでみてください。

今日も拙ブログにきてくださりありがとうございます。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です