「妹が妹でよかった!」姉妹の葛藤を乗りこえて/高木奈那選手お疲れさまでした
スピードスケート・髙木姉妹の姉の菜那選手が現役を引退しました。
菜那選手は2018年の平昌オリンピックで2つの金メダル。マススタートでは初代女王に。
今年2月の北京オリンピックでは、団体パシュートで銀メダル。きっとマススタートでは再度メダルをとおもっていたでしょうが、それは叶いませんでした。
平昌での二つの金メダル
引退の記者関係で、奈那選手はこんな風に話していました。
「一番うれしかったのは、平昌でのパシュートとマススタートの金メダル。あそこでみんなでガッツポーズして喜べたのが一番うれしかった」
そして、今年の北京オリンピックではつらかったという。けれど、チームや仲間の大切さ、応援してくれた人への感謝に触れたのはさすがスポーツ選手だと感心しました。
そして妹の美帆選手について、
「つらいことや乗り越えないといけない壁があり、つらかったけれど、それがなければ今の高木菜那はいない。妹が妹でよかったと思う」と話していました。
「高木美帆の姉といわれないように」がんばろう、と決心されていたのでしょう。そして、そのがんばりが今日の奈那選手をつくったのでしょうか。
姉妹の葛藤を乗りこえて
私のことで恐縮ですが、やはり二人姉妹で、多分姉にも私にもいろいろな葛藤がありました。
二人で外を歩いていて知り合いの人に会うと、その人は「○○ちゃん」と姉に声をかけ、私のことはまったく無視。まるで私はいないかのようでした。悲しかったですね。透明人間になった気分(^_^;)
また、私の考えを姉にいうと、「お姉さんに向かって何をいうの・・・」と叱られたことも。
妹のほうでは、姉妹対等だと思ってるのですが、姉の方は自分が一家を代表してると思ってるのです。そんな食い違いでモヤモヤすることもありましたけれど、あるとき姉に、
「お母さんは、あなたのものだと思ってた」
といわれてびっくりしました。
そうだったのかー、という気持ちでした。きっと、姉のほうでは私のせいで母に甘えられず我慢することも多かったのでしょう。
いつしか茶飲み友達に
おたがいに身近な者同士なのに、理解し合えない壁がある。これを養老孟司先生流にいえば、「姉妹の壁」とでもいうのでしょうか(^_^;)
でも久しぶりに会えば、昔の思い出話に花を咲かせ、親戚のウワサ話をしたり、好物のお菓子を茶請けに出したりで、何より理解し合える気の置けない間柄です。
大人になってからの姉妹は、ほんとうに近いような遠いような不思議な関係ですね。
どうぞ高木奈那さん、美帆さん姉妹が、これからも一流アスリート同士であるととともに、素晴らしい姉妹関係を築き上げてくださいますように。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。高木菜那選手、高木美帆選手のオリンピックでの活躍については、こちらにも書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。↓
高木美帆選手金メダル、坂本花織選手銅メダルおめでとうございます。凄いものを見せていただきました。
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