こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

「両国花火」喜多川歌麿  Col Baseからお借りしました

大河「べらぼう」、喜多川歌麿の子ども時代哀れでしたね。悲惨すぎて言葉が出ません。

毒親の母に虐待され、明和の大火では壊れた家の下敷きになった母をおいて逃げます。それが心の傷になって残り、その後も不幸な人生しか選べなかった。ここまで本当に負けの人生ですね。

ただひとつ火事場から救ってくれた蔦重と、共に暮らした日々だけが幸せな時だったようです。

蔦重と再会して、やっと絵に専念できるようになります。 

蔦重プロデュースの美人画は江戸で大人気となり、次々と「婦女人相十品 ポッピンを吹く娘」などの作品を制作していきます。
町娘抱かれているを描いたものは、今の娘さんに通じるような可愛さや愛嬌があって、そこが他の美人画とちょっと違うところかなと思います。

「両国花火」では、花火を見ている娘や若奥さんの感じる楽しさが伝わってくるようです。お母さんに抱かれた子どももちょっとやんちゃな感じで本当に面白いです。しかも母子の強いきずなも感じられます。

「山姥と金太郎・栗枝持」 Col Baseからお借りしました

また、歌麿には、山姥と金太郎を描いた作品も数十作あります。このシリーズ面白いですよね。山姥は怖いだけでなく、凄まじい境遇にあります。一方絵では、子の金太郎にあふれんばかりの愛を注いでいるわけで、その愛の強さと、母を慕う子の姿に感動させられます。

子が歌麿の子ども時代なのかと思えば、ドラマのように、歌麿に母の愛への渇望があったからなのでしょうか。やはりなんとなく、つらい子ども時代を過ごしたのかな…と思ってしまいますね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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