サンピエトロ大聖堂は使徒ペテロが亡くなったところに建てられたとされます。ペテロは小説「クオ・ヴァディス」にも登場しますね
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先日教皇フランシスコの葬儀がサンピエトロ大聖堂でとり行われました。この大聖堂は使徒ペテロが亡くなったところに建てられたそうです。
ペテロは小説「クオ・ヴァディス」の中にも登場していますね。子供のころに父が買ってくれた本の中でその逸話に触れました。
「主よ、何処へ」
「クオ・ヴァディス」は、「主よ、何処へ」
この言葉に宗教的な深い意味があるとは知らず、ただワクワクしながら夢中でストーリーを追った記憶があります。
時代は、古代ローマの暴君ネロのころ。キリスト教徒が迫害を受け円形闘技場でライオンと戦わされたり、改宗しない人を十字架にかけたり、凄まじい迫害を受けていました。
気になる話の中心は、キリスト教を信じる美しいい奴隷の娘と青年の恋だったか。
この中に、使徒ペテロも登場します。ペテロは迫害されながらもローマで布教活動をしていましたが、信徒の助言でついにあきらめてローマを去ることにします。
道を歩いていくと、向こうから十字架を背負ったイエスが歩いてきます。ペテロは驚いてキリストに問いかけます。
「クオ・ヴァディス」主よ、何処へ と。
イエスは、「お前が人々を見捨てるから、私がまた十字架にかかりに行くのだ」と。
ペテロは自分を恥じ道を引き返してローマに戻ります。
そしてローマで逆さ十字架にかけられます。

このあたりはあまり記憶に残っていません。
きっと世界中の人が、サンピエトロ大聖堂から聖ペテロや、キリスト教にかかわるさまざまなことを思い描いたのではないでしょうか。
二千年前のことは気が遠くなるような昔と思っていましたが、それほど遠くのことではないのかもしれません。もし100年生きる人がいたら、たった20人分たどればそこに行き着きます。
そんなことから古代の人々が実際に生きていた人として身近に感じられるような気がします。
それは、綿々とつながる自分の命についても考えることになります。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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