これからの人生は、がんばってきた自分への御褒美にすべき。『死ぬまでひとり暮らし』(和田秀樹)

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

BOOKSTAND若葉台さんで、見つけた一冊です。シニア向けの本も置いてくれているのが有り難い。 

『死ぬまでひとり暮らし』(和田秀樹 興陽館)

なぜ歳をとると哀しいのか。
不幸だと感じてしまうのか。

大ベストセラー作家で精神科医の和田秀樹さんの著書、
「死ぬまでひとり暮らし」では、

「これからの人生は、がんばってきた自分へのご褒美の時間にするべきです」と主張しています

 ※この記事は、「死ぬまでひとり暮らし」から一部抜粋しています。

「死ぬまで一人で生きる。自由こそ人間にとって最上級の幸せ」

と、和田さんは書いています。そして「後に、自分の人生はなんて幸せだったんだろうと、思えるように生きてみてはいかが」と提唱している。

「やりたい放題で老化の壁を越える」の章は特に興味深く、高齢になってからの心のあり方を示唆している。

例えば、
止められていたことを全部やってみる。
一人外出で心の元気を手に入れる。

外にいろいろな居場所を作る、など。

無理矢理に、人と交われ、生きがいをつくれ、というのでなく、あくまでもその人らしく人生を楽しむことに重きをおいている。

そんな考え方なら、やりたいことのやれる独居老人はむしろ幸せかもしれない。

一人遊びで人生は豊かになる。これまで十分できなかったことに、自由に取り組めるのだから。

和田さんが好きなことは勉強だという。なるほど、高齢期というのはもう少し極めたかったことに集中できる豊かで貴重な時間なのかもしれません。

後半の、食事についての部分も大変興味深い。
和田さんの一日の食事の流れやメニュー、どの時間にどんなものを食べるかなどのところは必見です。
食事により体も見た目もぐっと若返って見えるそう。

またご自分が目にした病院での解剖結果の資料では、80歳を過ぎた人の体にはたいがい癌があったそう。

85歳を過ぎれば誰もが癌もちと考えてもいいようだ。
そこからどういう治療を選ぶかはその人次第。それが、その後の生き方にもつながってくる。

よくピンピンコロリというが、その時が急に訪れるより、周りの人々に言いたいことを伝える時間を持つほうが望ましいのでは・・・とも書いておられる。

老後についてのは本は多いが、知っているようで知らないことを改めて理解できた。

心の準備などについてポジティブ方向で書かれていることにも救いがある。

また高齢者向けの転職サイトがあると良いのでは・・・というところでは、思わず拍手したくなった。ぜひ手に取って読んでみてください。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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