「源氏物語の中の女君たち」のことが背景もふくめて詳しく書かれています。永遠の美少女 紫の上との出会いは鞍馬山か・・・?
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

「源氏物語の中の女君たち」NHKテキスト趣味どきっ!
BOOKSTAND若葉台で購入した本の中の一冊です。かなり詳しく、それぞれに個性的な女君たちのことが書かれていて、楽しく読んでいます。
例えば、
「光源氏と紫の上は、都の郊外で出会う」
「若紫」の巻で、病気に苦しむ源氏が高僧の祈祷を受けるために訪れる北山は、鞍馬寺がモデルではではないかとされているそうです。
鞍馬寺には、藤原道長はじめ、紫式部、清少納言も参拝に訪れました。
そして「更級日記」の作者 菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)は、
「春ごろ鞍馬にこもりたり。山際霞みわたりのどかなるに」
と、記しているそうです。
平安人がいかに、ゆったりと鞍馬の自然を楽しんでいたかがうかがえますね。人々が自然が好きなのは、きっと昔も今も一緒なのでしょう。
きっと貴族の皆さんも、除目での失望や、ライバルとの足の引っ張り合い、文学上の悩みなどいろいろあったのでしょうが、そんな疲れを、この山の中の自然で浄化していたのかも知れませんね。
人が自然に魅了されるのはきっと昔も今も変わりないのでしょう。

そしてまた、鞍馬の森の神秘が、紫式部に永遠の少女 紫の上を誕生させるヒントをあたえたのかもしれません。
「犬君が小鳥をにがしたの」
と、半泣きで登場するあどけない美少女。
この少女の魅力は、千年経った今も少しも色褪せることがありません。
それを盗み見た源氏も、すっかり少女に魅了されてしまいます。
二人の運命的な出会いから「源氏物語」が生まれた、と言っても過言ではないでしょう。
この設定によっても、紫の上が物語の中で、どれくらい特別な存在なのかがわかります。自然に包まれたこの地は、二人の出会いの場にふさわしいですね。
本の中では、他にも藤壺の宮はもちろん葵の上、六条の御息所、朧月夜、朝顔の君、女三の宮、明石の君など、「源氏物語」に登場する女君たちを次々と登場させ、背景などを詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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