次男さんに託された植木が枯れてショックを受ける私 今年の夏の暑さを甘く見ていました 帰省した際に会わせる顔がない 汗;

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

次男さんの好きなものは植物と本と京都の古い文化に関係するものです。そんな次男さんが1年3か月前、京都で仕事に就くことになりました。
もともとやりたいと思っていた仕事なので、私たち夫婦も大喜びで送り出しました。

ところで次男さんが発ったあと、託されたのは、ベランダや室内にいくつかある植物たちです。観葉植物やオリーブや、橙や、松や、モンステラや諸々の鉢植えのもの。

部屋の一部はジャングルのようになっています。

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私はもともと植物は好きですが、育てるのが苦手なほうです。
水をやりすぎて根腐れさせたり、反対に水やりを忘れたり。
8月に、悲しいことに小さい鉢植えを3つ枯らしてしまいました。
今年の夏の暑さを甘く見ていたようです。テレビでも園芸のお店の方が、
「今年は酷暑だから、毎日みずやりしなければいけない」

と言ってました。

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今度、次男さんが帰省してきても会わせる顔がありません。
ひとつだけ嬉しいのは、枯れて茶色になっていたシクラメンが、緑色の葉をいくつも伸ばしはじめたこと。(右側です)

水をやるたび嬉しくなって、「どんどん育ってね・・・」と心の中でつぶやいています

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ケヤキの木を切られた老人をブラック・ジャックが救う

ところで、先日読んでいた、手塚治虫氏のエッセイ本「ガラスの地球を救え」ですが、この中にたいへん好きなところがあります。

「ブラック・ジャック」から引用された、ある老人患者の話なのですが・・・。

 高層ビルの建築のためにケヤキの木が切られることになりました。
木と共に育ってきた老人はそれを阻止しようとするが果たせず、いよいよ切り倒されるとなった前の晩、木の傍らで酒を酌み交わしその後、木の枝で首つり自殺を図ります。

 それをブラック・ジャックが手術で助けます。助けるには助けるのですが、その後老人は何を生き甲斐に生きていくのだろう、命を救った意味はあるのかと悩むブラック・ジャック。

 けれど手術中、老人は夢を見ていました。それはケヤキの木が種を飛ばし、若木を生やすという夢でした。老人はその木を発見し生きていく気力を取り戻すのです。


単純と言えば単純なのですが、若木を夢に見た老人の気持ちが痛いほどわかります。
またそのとき、グールドの弾くバッハの「フランス組曲」なんかを聞いていましたので、思わず感動した涙ぐんでしまいました。まあ、これが年をとったという証拠なのでしょうね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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