サントリー美術館で絵巻「新蔵人物語」を特集している。これは男装して宮中に出仕した三君の物語。まるで今の宝塚のような世界観です。
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サントリー美術館で絵巻「新蔵人物語」を特集している。これは男装して宮中に出仕した三君の物語。まるで今の宝塚のような世界観です
サントリー美術館で室町時代の絵巻
「新蔵人物語」を特集しているそうです。
中流貴族の三君が宮中へ出仕するのですが、
その際、なんと男装姿になって参ったとか、そんなお話です。
その昔にも男女逆転の
「とりかへばや物語」というのがありました。
この系列は結構日本には根強くありますね。
期間中、ぜひ一度は見てみたいものです。
帝も最初は男性と思われていたそうです。
途中で女性と知ったのですが、
ますますご寵愛が深まり・・・と
そんな物語のようです。
絵の横にはいちいち吹き出しがあって、
せりふが書かれ、まるでコミック風だとか。
これはひょっとして、宝塚の世界・・・⁇
そこで、急に見たくなったのが
91年の月組「ベルサイユのばら」です。
オスカルが涼風真世さん、アンドレが天海祐希さんでした。
おふたりとも品良く美しく、
身長的にもバランスが良くて、とても素敵なカップルでした。

フィナーレの銀橋をわたるところも
笑顔がやさしく、そこはかと懐かしくて、
「愛それは~」のところでは
思わず泣けてしまいました。
ところで、
世の中には、宝塚ファンの女性はあまり賢くなくて
軽佻で・・・というように
誤解する向きもありますが、
熱心なファンには意外に高学歴の女性が多いのです。
人の情の切なさ、運命、激情、愛
そんなものが、全部入っているからでしょうか。
古いようで新しい、新しいようで古い、
日本人の情感にぴったり添っていて、
だから一度入り込むと、
なかなか抜けられないのです。笑
様式の美を体現する男役さんたち
それに男役というのは禁欲的に
作り上げていくもので、
その努力と言ったら並のものではないでしょう。
ひとつのスタイルとして、様式化された中で、
その人らしい個性を花開かせていく、
そこがファンの方にはたまらない魅力なのでしょう。
まさしく夢の世界の理想の男性ですね。
そういう意味では、「新蔵人物語」にもつながる
純日本的な世界なのかもしれません。
だから、たとえば宝塚ファンのひとが、
「あなたは男役さんを、男性と見ていますか、それとも女性と思っていますか」
と訊かれたら困惑することでしょう。
宝塚という華やかで儚い、夢の世界にだけ出現する
ずばり〝男役〟なのですから。
そういえば、かつての花組のトップスター
春野寿美礼さんは、
気軽に座っているときさえ、カッコいい男役さんでしたね。
どれくらいの努力でそうなれるのか。

ところで、「新蔵人物語」にもどれば、
帝もきっと三君のそんな中性的魅力にに惹かれたのでしょう。
のちに三君は帝の子を宿すということで、
ますます倒錯的かつ不可思議な物語になっているようです。
娘の夏城は雪組「スサノオ」が初舞台
ちなみに、下の写真は、
2004年の雪組公演「スサノオ/タカラヅカ・グローリー‼」です。
トップスターは朝海ひかるさん。
娘たち90期生は、この公演で初舞台を踏み、
その後、各組に配属されていきました。
(娘の夏城らんかは花組に)。
初舞台生は(右上、左下写真)は
男役さんも娘役さんも、
まだこんな初々しい姿でした。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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