「晴天を衝け」渋沢栄一でございます—! あの感動のシーンふたたび。

NHK大河「晴天を衝け」を見ています。
先週は、駿河に流れてきた徳川家家臣たちが哀れだった。金もそこをつきそうな中、侍と町人いっしょに「カンパニー」を起こそうと提案する渋沢。
しかし、役に立つ人間、有能な人間というのは、国を救うのだなあ、とつくづく思う。こんなひとがいることで、社会も経済もまわって、周りの人みんなが豊かになれる。
有能で、目端の利く人間はほんとに大切。
私とは真逆ですが、よけいに、ああ、いいなあ~とあこがれてしまう。
そんな中、
「何をしたらよいか教えよ」
そういって刀をわたし、商人に教えをこう川村様が素敵。
ほんとうにカッコいいって、こういうことなんですね!

それから、切なかったのが水戸に帰り、
最後の水戸藩主になった徳川昭武のことば。
「国を守ると最初に声をあげたのは、水戸でありました。しかし今や、新政府の蚊帳の外・・・」
そうそうこれは、元地元民のわたしも、つくづく思っていた(^_^;)
それを知りたくて「晴天を衝け」を見始めたようなものなのだが、
草彅剛さん慶喜の役作りがあまりに凄くって・・・というかまるで、
慶喜本人としか思えない、圧倒的な存在感に魅せられてしまった。
今日は、新政府に仕官するのをためらう渋沢に、
「生きたいと思っているのであろう。ならば、私のことは忘れよ。
この先は日本のためにつくせ。」
と諭す慶喜のカッコよさ、家臣に向ける温かな視線、
そして少々さびしそな表情に胸が熱くなった。それなら、と、名前を元に戻すという渋沢。
(吉沢亮さんのひたむきな表情も素敵ですね)
「名はなんと、申した」ときく慶喜公。
「渋沢栄一でございます」と栄一。
すると、「渋沢栄一でございますー」
と、必死になって馬を追いかけたあの時のシーンにフラッシュバック。
すごい名場面になっていて、思わず泣けました。
どうぞ、これからの慶喜公の生活が平安なものになりますように。
渋沢栄一さまが、これから日本のためにがんばってくれますように。
最後まで、お読みくださいましてありがとうございました。
なお関連記事のこちらにも目を通していただけましたら幸いです。
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