何千回目かの朝食を作って食べさせるために、今日も起きる

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何千回目かの朝食を作って食べさせるために、今日も起きる

毎日、朝起きて朝食を作り、家族に食べさせて自分も食べる。
その間に、洗濯機を回しておく。

夫は、なぜか半年ほど前から、お雑炊がいいというので、
毎日それ。あとは、お漬物と、果物程度。
私は、トーストとかヨーグルトとか・・・。

いや、朝食の内容の話ではなく、毎日朝起きて朝食を作るたびに
ああ、また私は朝食を作るのだなあ、と思うのです。

毎日、毎日、毎日、朝食を作る朝が訪れ、作って食べさせ食べる。
もう何千回これをやっているのだろう、とふと思います。

別にこれがイヤだなあ、と思ってるわけではありません。
ただ毎朝起きるたび、
「私は今朝も、何千回めかの朝ご飯を作るのだな」と普通に思うわけです。
でも、ときどき、目まいがするような気がします。
ふと胸苦しさを覚えることも。
自分が時間の中を、ただ流されてるような感じで。

「いく川の流れは絶えずして~」ですね、
なんだか頼りない気持ちになって・・・
そんなとき人は、家族の愛情を求めたり、
ものを創作したりするのかもしれません。

もし人が永遠に生きるとしたら、哲学も生まれないし、ものも書かない、そうです。
本当にその通りでしょうね。

ものをつくるときって人は、自分の遺書を積み上げてるのかもしれませんね。

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