石原慎太郎氏、記者会見では照れて「裕次郎の兄です」と話す場面も。三島由紀夫氏との対談のテーマは「なんのためになら命を捨てられるか」

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こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

作家で元東京都知事の石原慎太郎氏(89歳)が1日、自宅で亡くなられました。

石原さんといえば、一橋大生だった56年に小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞。社会に衝撃をあたえました。「太陽族」なる言葉も生まれ、小説が映画化されると主演の弟石原裕次郎氏が一気に大スターに押し上げられるなど、当時の話題をさらいました。

また、環境庁長官や運輸相などもつとめ平成11年には東京都知事選に立候補、「石原軍団」も参加してなにかと話題の多い選挙になりました。都知事在職中も話題に事欠かない方でした。
また作家らしく記者会見では照れて、「雄二郎の兄です」と話す場面も。

なんのためになら死ねるか

このように華やかな経歴の石原さんですが、私が一番記憶に残っているのは、三島由紀夫氏との対談で語られたある言葉でした。なおこの対談は、三島氏が市ケ谷台で自決するほんの少し前に行れたもので、お二人にとっても、
「極めて重要かつ印象的なものだった」(石原氏)そうです。

対談のテーマは「男はなんのためになら死ねるか」

話しあう前に、三島氏が「それを口にする前にお互いに入れ札しよう」といったそうです。そこで二人それぞれ、紙に書いて開いたところ、同じ言葉が書かれていたそうです。
なんだと思われますか。
それは、『自己犠牲』ということばでした。
その後の話の展開はさておき、この言葉が忘れられないものになりました。何十年もの年月を経て深く心に残っています。

「男は・・・」とありますが別に男性にかぎらず、女性にとっても、そして人間すべてにあてはまると思います。
むしろ母親などは自分の身を犠牲にしても子供を守ろうとします。
先の大戦では空襲時、お母さんが子供の上におおいかぶさって亡くなっていたという悲惨な話を耳にします。
きっとお二人だけでなく、ある年齢以上の人ならほとんどの人が同じように考えるのではないでしょうか。

それだけに、このコロナ禍の中、
「高齢者の身をまもるために、若者も自粛すべき、外に出るな」
などの論を目にするたびに驚き、悲しくなりました。この数十年の間に私たち日本人の心は変わってしまったのでしょうか。

人の命の重さは同じです。けれど年長のひとは、年下の人々が生きやすいように温かく見守る姿勢も必要なのではないでしょうか。
石原氏はきっと、そんな日本人の意識の変化に気づき、なんとかせねばと躍起になっていたのではないでしょうか。

だからあえて、過激とも思える発言をしていたのかもしれません。あの石原節をぜひ、もう一度聞きたいですね(涙)

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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