内田百閒先生の「百鬼園随筆」には、格別な味わいがあります。読んでいて、だんだん深みに入っていく感じが凄い。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

内田百閒先生の「百鬼園随筆」には、格別な味わいがあります。
特にこの中の「地獄の門」読んでいてだんだん深みに入っていく感じが凄い。
なぜか夜、暗い路地を歩いて行く。
まずここからして怖い。初めて訪ねる先は、新聞で見た高利貸しの家です。
まあ、こういう類の店には確かに
明るいときには訪問しづらいかも知れません。
やっと暗い道の先にそれらしき家を見つけて入ろうとすると、家から出てきた男がいる。百閒先生は慌ててそれをよけ、危ない、もう少しで家の中で鉢合わせするところだっ、たと思う。
しばらくして家の中に入るとアゴの異様に長い女が馬鹿丁寧に挨拶し、2階に上げる。
2階には大きな神棚、神棚に向かっていたらしい40過ぎの男が出てきて応対する。
そこで、
勤務先は
印鑑証明はあるか
明日勤務先に電話をする
などと言われ、先生はすっかり慌ててしまう。
借金をおおっぴらにされるのは恥ずかしい、たまらない。
しかも、職場である学校に電話をされるなんて・・・。
このように借金するまでにはあらゆる恐怖と困難が待ち構えているのである。
内田百閒の随筆には、カフカの作品に通じるものがあり、日常の世界をいつの間にか踏み外してしまう恐怖と不条理が混在する。
それが百閒先生の作品の魅力であるかも知れない。
そして、本当の困難辛苦はその後に待ち構えていたのです。
教訓として読むのか、人間存在の不気味さと読むのか本当に不思議な作品です。
ぜひ手に取って読んでみてください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。ほかにも日々の思いを書いていますので目を通していただけましたら幸いです。
2026-09-11 by
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