『ケルトの薄明』W.B.イエイツ 「妖精たちの群れ」のところで胸騒ぎします! 日本で考える妖精とちょっと違う。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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『ケルトの薄明』(W.B.イエイツ ちくま文庫)

妖精やケルトの民間伝承に興味がある、という方が、
まず手に取るのは、W.B.イエイツの何冊かの本でしょう。

若いころから不思議な話や、妖精話が好きなのでイエイツも手に取って読んでいます。そして、読む度に感じるのは、自然や万物すべてに神を見る日本人となんて感性が似ているのだろう、という思いです。

自然や見えないものへの畏怖と信仰心。特に、これは共通していて、なぜだろうという思いが強くあります。

島国で、自然豊かで、深い森に囲まれて暮らしていると、おのずと目に見えないものへ畏怖やおそれ、時には親しみの感情が生まれるのでしょうか。
また、そんなところからまじめで、考え深く、ちょっと陰鬱な民族性もつくられるのかもしれません。

ケルトの人にとって妖精のイメージは?

ところでケルトの人々にとって妖精はどのような存在なのでしょう。私たちの考えてるイメージと、ちょっと違うようです。

日本では、妖精というと、ティンカーベルのように背中に羽があって愛らしいというイメージですが、ケルトの妖精(アイルランドやスコットランドの妖精)は、そんなイメージとは異なります。


力があって、気まぐれで、家から赤ん坊をさらっていく妖精もあったりするようです。

また妖精には、Trooping Fairies(群れで行動する集団型)とSolitary Fairies(孤独な単独型)とあるようです。

胸騒ぎする「妖精たちの群れ」

イエイツの書いた『ケルトの薄明』の中には、「妖精の群れ」というかなり胸騒ぎするような詩が掲載されています。(Grokに出してもらった内容)

妖精たちの群れ

妖精の群れはノックナリーアから駆け出し
クロースナベアの墓を越えてゆく
燃える髪をなびかせるカオルテニアヴが呼ぶ ― あちらへ行こう、来ておくれ
人の世の夢を心から空にせよ  風が目覚め、木の葉が渦巻く
われらの頰は青ざめ、髪はほどけ
胸は高鳴り、目は輝き
腕を振り、唇を開け

われらの疾駆する一団を誰かが見つめれば
その者の手にする行為とその者の手の間に入り
その者の心の希望とその者の心の間に入る  妖精の群れは夜と昼の狭間を疾駆する
どこに、これほど美しく希望や行為があるだろう?
燃える髪をなびかせるカオルテ
ニアヴが呼ぶ ― あちらへ行こう、来ておくれ

ちくま文庫の訳では、6行目~9行目はこうなっています。

われらの頬はあおざめ、われらの髪はほどされ、
われらの胸は高なり、われらの眼は輝き、
われらの腕は波打ち、われらの唇は開いている。

昔から、この三行が好きでよく口ずさんでいました。
意味がよく分からぬままに。(__;)

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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