「都にも恋しき人の多かれば なほこのたびはいかむとぞ思ふ」父の赴任地、越後で亡くなった弟惟規の辞世の和歌。さぞ都に帰りたかったのですね。涙

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

13日の光る君へ。
主要人物お二人の亡くなる悲しい回になりました。
まず、藤原伊周(三浦翔平さん)、
そして、いつも明るい弟の惟規(高杉真宙さん)

惟規が急に苦しみだしたのは、父親について赴任地の越後に向かう道中でした。

越後に着いて間もなく父に抱かれながら息絶えます。
亡くなる前に、「紙を」と所望し、震える手で辞世の和歌をしたためます。

「都にも恋しき人の多かれば なほこのたびはいかむとぞ思ふ」


「今昔物語集」によれば、最後の「ふ」の字は書ききれなくて、父が横に書き添えたそうです。どんなに都に帰って、恋しい人々に会いたかったことでしょう。

ドラマの中ではおちゃらけた明るいキャラですが、惟規はすぐれた歌人でもありました。

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弟の死が、辞世の和歌とともに都のまひろ(紫式部 吉高由里子さん)の家に届けられます。慟哭するいとさん、激しく泣き続けるまひろ。

そんな母を娘の賢子(南沙良さん)が抱きしめます。この苦しみの中で、母と娘は心が通じ合ったのかも知れませんね。南沙良さんは、『鎌倉殿の13人』で大姫を演じていました。

許嫁を殺され、ちょっと変になってしまった姫が話題になりました。
賢子は母と違って社交的な性格だったので、大姫のような屈折した役ではないかも知れないですね。
   (一寸残念な気も・・・)

なお、父や弟、娘と住んでいたとされる邸跡が、京都廬山寺です。ここに家族のあのようなドラマがあったのかと想像すると感慨深いですね。

部屋の中からお庭を見ると、こんな感じです

廬山寺は、6月のアヤメも良いですが、これからの時期も紅葉につつまれてほんとうにきれいです。庭には、紫式部と娘大弐三位(賢子)の歌碑もあります。
秋が深まると共にいっそう趣が深くなる京都廬山寺を
ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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