「光る君へ」で、多情な女性としてえがれている和泉式部。兄弟親王とのスキャンダラスな恋が有名ですが、実は一途に愛を求めた純粋な女性なのかもしれない。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

画像はNHK公式Xから

「光る君へ」の中で、少々軽い多情の女性としてえかれている和泉式部(泉里香さん)。

そして、ドラマの中で、まひろの紫式部(吉高由里子さん)に、
「ご自分の体験を書いてみたら」
と勧められて、「和泉式部日記」を書くことに。

きっと勧められなくても、和泉式部は書いたでしょう。昔も今も、人はまず体験し、それを記述することで、自分探しをしたくなるものです。

二人の兄弟皇子との愛、父に勘当されたこと。そして自己嫌悪に駆られながら、さらに自分の傷をえぐるように書かずにはいられない。

恋多き女と言われる和泉式部ですが、一途に、純粋な愛を求めた女性だったのかも知れません。

彼女の心を最も激しくとらえたのは、冷泉天皇の第3皇子為尊親王との恋でした。為尊親王は居貞親王(木村達成さんが演じる、後の三条天皇)の同母弟。まぶしいような皇子に式部は夢中になります。

身分違いの恋

やがてこの恋は宮中での大スキャンダルに。親王と受領の娘です。身分違いの恋でした。

「わが身は、はづかしうおぼゆ」(和泉式部日記)というほどでしたが、それでもこの恋をやめられないのです。

けれど恋には終わりがきます。宮が若くして、この世を去ってしまうのです。
式部の悲しみはいかばかりだったでしょう。

有名な和歌ですが、式部の心情を痛切にあらわしていますね。

そんな式部のもとに手紙がとどきます。
亡き宮の弟 敦道親王からでした。何度か手紙をやりとりしているうちに、たがいの気持ちが高まり、ある日、敦道親王がたずねてきます。

ここからの一途でスキャンダラスな恋の顛末も「和泉式部日記」に詳しく書かれています。今でいう、おとなしめに書かれた告白小説っていう感じでしょうか。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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