今回胸に迫ったのが病に冒された道隆(井浦新さん)の哀れな姿。「早く皇子を」と定子中宮に、「命を伸ばせ」と安倍晴明に無理難題。道兼、道長兄弟もたじたじに。

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前回は道長(柄本佑さん)の懸命な看病シーン、そして、
「まひろ、いくな、もどってこい」
の言葉が胸に迫った。

今回、乙丸(矢部太郎)からそのことを知らされて驚くまひろ(吉高由里子)。また、2人はどんな間柄なのだろう、もし道長に思いがあるなら、それは娘にとって幸せなことなんじゃないか(そして、もしかして自分の出世のためにも・・・汗)と、いろいろ考えてしまうパパ為時(岸谷五朗さん)。


まひろへの純粋な思いにも心打たれるが、ここで道長が偉いと思うのは、民を救うために新たな悲田院をつくろうとするところ。

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だんだんと優れた為政者への道へ進んでいこうとしています!

「わたしの財産もお使い下さい」

進んで自分の財産差し出そうとするやさしい倫子さま(黒木華さん)。平安時代の貴族の女性は、差別されていたようで意外と強い。女性も財産を相続していたから。
また婿取りだから、嫁姑の苦労もなさそうだ・・・。

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さらに、
「どちらにお泊まりでしたの」
とにこやかな笑顔でたずねる倫子様。この倫子さま、ただ者じゃない。さすが後ほど、娘3人を中宮にしただけのことはあります。

今回特に印象的なのが病に冒された道隆(井浦新さん)の哀れな姿だった。

「私の命を伸ばせ」
 と、安倍晴明(ユースケ サンタマリアさん)に命じる道隆。
そんな道隆を冷徹に見つめる晴明。

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また、「息子を支えてやってくれ」と兄にすがられ、困惑する道兼(玉置玲央さん)。
ここまで道隆が哀れな姿を見せるとは、なんとも気の毒で見ていてつらい。

そして良かったな、と思うのが戻ってくれた友人、さわ(野村麻純さん)。
さわが見せたのは、返されたと思ったまひろの手紙とそっくり同じものだった。さわは手紙の文をそっくり写しとっていた
まひろの文を書き写すことでまひろの心が、さわに伝わっていたのだ。

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まひろもまた、自分とさわの文字を読み比べるうちに、文のもつ力に我ながら打たれてしまう。そしてさわの帰った後、思いを書くことに集中していこうとするまひろ。

いつ書き始めるのかなと思っていたが、ついに書かずにはいられなくなり、強い衝動にかられて、筆を取ってさらさらと書き始めるまひろ。

最後のこのシーン、圧巻でしたね。
果たして「源氏物語」のどこから書くのでしょう。また道長への思いをどのように作品の中に塗り込めるのでしょうか。それにも興味津々です。

筆をもった姿が美しいなあ、とそれにも感動でした。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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