光る君へ。「源氏物語」の写本をつくる過程に感動。あのぼう大な物語をいま読めるのも、藤原行成はじめ当時の能筆家の皆さまのお陰です。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

画像はNHK光る君へ公式サイトから

幾人もの人々が、一字ずつていねいに写し、だんだんとでき上がっていく「源氏物語」の写本。

帝に献上する源氏物語の装飾本も、そうして完成した。あの膨大な物語を、私たちが読めるのも、当時の藤原行成(渡辺大知さん)ら能筆家の皆様のお陰です。

文字の書かれた紙をまとめ、こよりで綴じ、美しい表紙を手作業で付け完成させる。この過程には感動しました。たいへんな労力。
それだけに一冊の価値は高く、当時の人は手に取れる嬉しさを感じながら、丁寧に読んでいったのでしょう。

菅原孝標女の「更級日記」にも、叔母がくれた「源氏物語」を読むうれしさが「はしるはしる」という言葉の中に表現されています。

藤原行成(渡辺大知さん) 画像はNHK光る君へ公式サイトから

また、このたびの「源氏物語」装飾本は、33帖までとドラマの中で語られていたので、「藤裏葉(ふじのうらは)」まででしょうか。

「まだぜんぶは書き終えていないのか」

との一条帝(塩野瑛久さん)の問いに、紫式部(まひろ、吉高由里子さん)は、
「光る君の一生はまだ終わってはおりません。光源氏には、死も経験させなければ」←ここは不確かです(__;)
と答えていました。賢い帝は、この答えにどう感じられたでしょう。

准太上天皇の位にまでのぼった光源氏の栄華もここまでです。
このあとの「若菜」からは、前に犯した過ちのつぐないをするような展開に。そして、やがては・・・ということになります。

つまり、紫式部は人生そのものを書きたかったのでしょう。美しい衣装や花や香りに彩られたた平安貴族の生活にも、ゾッとするような人生の悲しみや苦しみがついて回っていると。
それ故に、ますます「源氏物語」は美しく、光り輝くのでしょう。

DSC_3296

今回怖かったのは、清少納言(ファーストサマーウイカさん)の、源氏物語を読んでいるときの顔ですね。

やられたー という悔しさなのか。
よくも、こんな、とんでもないの書いて(__;) なのか。

いずれにして、物語の凄さに衝撃を受けたのは確かでしょう。清少納言だからこそ、よけいにそれがわかった・・・だから悔しい!

次回の対決が楽しみです。
絶賛してくれることを願いながら・・・。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。



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