花山天皇(本郷奏多さん)に愛され、懐妊までしていた女御・藤原忯子(しし/よしこ 井上咲楽さん)が亡くなってしまう。今後の帝が心配です。#光る君へ

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藤原忯子(よしこ) 画像は「光る君へ」公式HPからお借りしました

光る君へ 第6話では、花山天皇(本郷奏多さん)に愛され、妊娠までしていた女御・藤原忯子(井上咲楽さん)がなくなりました。

忯子は藤原為光の娘。「光る君へ」では、女房たちにモテモテのエリート貴族 藤原斉信(金田哲さん)の妹でもあります。

6話で斉信は、公任(町田啓太さん)に
「もっと出世させてもらってればよかったな」などと言われます。
実際、この後は、出世が少し足踏み状態になったかと。

ところで、胸を打つのが、花山天皇の忯子への一途な愛でしょう。
身重で何も食べられないひどい状態でしたが、帝は離れるのがつらくて、なかなか里に帰らせません。

その後も、会いたくてたまらずに宮中に呼び寄せ、里に下がらせません。きっと身重で病気になって、美しい姿ではなくなっていたでしょう。
それでも、帝は離したくなかった。

きっと回りの人は気が気ではなかったでしょう。病気や死は汚れとされ、帝はそばにいることは出来なかったのですから。

源氏物語では、桐壺更衣が重い病になった際にも、離れるのがつらくて桐壺帝はなかなか里に帰そうとしなかったのですが、ひょっとして、紫式部の頭の中には、花山天皇と忯子のことが頭にあったのかも知れません。

美女の多い後宮にあって、一人の女性を思い続けた花山帝は、やはり純粋な方だったのでしょう。

それだけに悲しみは深く、その悲しみがやがて帝その人を飲み込み、とんでもない事態になってしまうのですね。

今回、観察するようにその様子を見ていた兼家(段田安則さん)怖いです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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