伝統舞楽「蘭陵王」を鑑賞したG7配偶者の皆さん 厳島神社から世界に平和を、という感じでいいですね

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

5月20日の日、岸田総理夫人の裕子さんは、ジル・バイデン米国大統領夫人らG7首脳の配偶者らを嚴島神社に案内されたとのこと。

一行は、大鳥居や神社の歴史について、野坂元明嚴島神社宮司から説明を受けたあとで、伝統舞楽「蘭陵王」も鑑賞したそうです。

鳥居を見ての感想など、ぜひ聞いてみたいですね。
また伝統舞踊の舞楽は音楽も舞踊も独特ですが、その精神性みたいなものがうまく伝わるといいな、と思いました。
G7’の最中のことなので、海外にも発信されれば日本の伝統文化を知ってもらう何よりのチャンスです。

舞楽『蘭陵王』

6世紀ころ、北斉の蘭陵の王は美しすぎて、いくさでも見方の兵士が見とれてしまい戦いにならなかった。そのため仮面をつけて戦に臨み、勝利したといいます。

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源氏物語にもこの舞が

第35帖「若菜下」では朱雀院の五十の賀のための試楽のときに、鬚黒(ひげくろ)と玉鬘(たまかずら)の子、三郎君が童舞(わらわまい)で「陵王」を舞っています。

また、第40帖「御法」では、紫の上が念願であった法華経千部の供養を二条院で行います。季節は桜のころ、夜が明けはじめるなか陵王の舞が舞われますが、死を予感する紫の上の心情が重なって胸をつくような場面になっています。

大鳥居が平和の象徴になればいい

舞楽が、厳島の風景や赤い大鳥居にも映えて美しかったですね。日本の伝統文化のよさが、配偶者の皆さんのみならず、世界に伝わればいいな、と思います。

そして今、この広島にゼレンスキー大統領も訪れているという不思議。
厳島神社の神様が、平和を願って人々を呼び集めたのでしょうか。

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