「豊臣兄弟!」第17回。あっけなくなくなった武田信玄(高嶋政伸さん)。この死は3年間隠すように言われ、これをモチーフに黒澤明監督の名画「影武者」が生まれた
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「豊臣兄弟!」第17回 小谷落城
最初に武田信玄(髙嶋政伸さん)が登場しました。
農民からのおむすびの差し入れを家臣が盗み食い、信玄は激しく怒りますが、直後に家来は血を吐いて倒れ、毒が盛られていたことを知ります。

命拾いした信玄?
「おかげで命拾いした。天はわしに味方しておる」と信玄。
ところがその直後、もちを喉に詰まらせて自身もあっけなく、なくなります。
ちょうどこのときは、将軍・足利義昭(尾上右近さん)からの、織田を討て!との命を受け、かの三方原の戦いで家康軍をさんざんに、壊滅させたあとのことでした。
つづいて、義昭の軍と挟み撃ちにし、今度こそ織田を滅ぼそうという魂胆(__;)だったのです。ところが、ここで信玄の運は尽きます。
53歳の死。当時としてはそこそこ高齢だったのでしょうが、信玄にとっては最大のチャンスが訪れたときでした。何という人生の皮肉!
もち云々・・・については、定かではありませんが、消化器系のガンだったのでは?とも言われています。
息絶える寸前に信玄は家臣に、
「わしの死を3年間秘しておけ!」
と命じたそうです。
天下を取れなかった悔しさと共に、自分がいなくなったあとも志を継いでくれという、切ない願いがあったのかも知れません。
というより、どれだけ甲斐国が武田信玄一人によって保っていたか、身内も家臣も頼りにならぬと、自身がよくよく知っていたのでしょう。
黒澤明監督「影武者」のモチーフに
「わしの死を決して話してはならぬ、秘しておけ!」
この途方もないテーマをもとにつくられたのが、黒澤明監督の名画「影武者」です。
家来たちは、武田信玄(仲代達矢さん)によく似た顔の盗賊(仲代達矢さんの一人二役)を見つけ出し、信玄に仕立てあげます。
最初はオドオドしていた盗賊でしたが、次第に本物の信玄のように尊大に振る舞うようになります。このあたり、黒澤監督の人間を見る目の冷静さ、凄さに圧倒されます。
やがて武田の滅亡とともに、元盗賊は正体がバレて追い出されてしまいます。なんという境遇の落差、悲劇(喜劇(__;))でしょう。
間もなく武田軍が織田・徳川連合軍に敗れる「長篠の戦い」が始まり、盗賊は、武田一族の滅亡を目の当たりにします。これこそが、正真正銘の悲劇にほかなりません。
盗賊の境遇のほうがよほどマシだったというとことか・・・?
戦国の世にあった人間の悲劇、喜劇、残酷さが、美し過ぎるほどの鮮やかな映像とともに展開されていきます。
この映画は、第33回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。私も昔、劇場で目にし感動したのを覚えています。
浅井の血筋は後の世まで

そして、もうひとつ、浅井長政(中島歩さん)の自刃。お市御寮人(宮崎あおいさん)、そして3人の姫君の話が戦国の世の悲劇として語られます。
3人の姫たちもそれぞれ数奇な人生を送りますが、長政の血筋は姫たちを通じて徳川の世にもつづいていきます。それを考えれば長政の魂も少しは慰められるのかもしれません。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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