映画「笑ふ男」の悲劇性は、たとえ悲しんでいても口元のハンカチを取り去れば笑い顔にしか見えないところです

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

画像はウィキペディアからお借りしました

アマプラで観られる笑う男』(1928年 原題:The Man Who Laughs)は、ヴィクトル・ユゴーの小説をもとにした無声映画の傑作です。そして、不思議な世界観、ぜひご覧になってみてください。

怖い映画と思っていましたが、どちらかと言えば悲劇的な愛の物語でした。

舞台は、 17世紀末のイングランド。

国王ジェームズ2世によって 反逆罪に問われた貴族が、鉄の処女によって処刑されます。そして息子のグウィンプレンは罰として、口を成形されて歯をむき出しにした一生消えない「笑い顔」とされます。

荒野に捨て去られさまよい歩いているときに、亡くなった女性の抱く赤ん坊をが生きているのを知って助け、やがて二人はウルシュスという旅芸人一座の男に救われます。そのとき女の子の赤ん坊が盲目であるのを知ります。

やがて成長した、グウィンプレンは道化師「笑う男」として人気を博します。グウィンプレンは、盲目の女性デアを深く愛しています。けれど、自分の醜さを知っていて、思いを打ち明けられません。

「きみは僕のほんとうの顔を知らないんだ」
怯えつつ話すグウィンプレイン。するとデアは言います。
「目が見えないから、あなたの真の姿がわかるのよ」
と。
このシーンは感動させられました。

その後、グウィンプレンの不気味な顔に魅せられた公爵夫人のちょっかいが入ったりいろいろあるのですが中心は、笑う男グウィンプレンと盲目の少女デアとの純愛ストーリーです。

笑う男の悲しさは、つらくて泣いているときにもその口のせいで笑っているように見えてしまうところ。

女王の前で侮辱され、つらい目にあわされたときも悲しいのに、口元を抑えていたハンカチを取り去れば笑い顔に変貌します。悲劇でなくてなんでしょう。

笑い顔は心の奥に潜む感情を呼びおこす?

そして、常に笑っている男を見ると、人は不思議な居たたまれなさを感じるようです。さらに心の奥に潜む残虐性も呼び起こすのかと。笑っている顔を見て、宮廷の人々も困惑し、あげくには「不謹慎だ」と怒リ出すのです。

原作の小説では悲劇的な結末のようですが、これはもう少し明るく希望のモテる結末になっています。

主演はコンラート・ファイトで、この悲劇的なメイクと常に「笑っている男」のビジュアルは、後にジョーカーにつながっていったとされます。

まったく怖くはなかったので安心でした。それにしても無声映画でここまでつくれるのかと本当に感心しました。ぜひアマゾンプライムでご覧になってみてください。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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