松平定信(井上祐貴さん)の出版統制で関係者は対策会議!鱗形屋さん(片岡愛之助さん)の再登場が嬉しい。そして菊園(望海風斗さん)花魁のこれかは・・・?
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「べらぼう」38回「地本問屋仲間事之始」
松平定信(井上祐貴さん)が出版統制をかけたことで、蔦重はじめ出版業界の人々は困り果ててしまいます。全関係者が集まって智恵を出し合ってる中に、鱗形屋の片岡愛之助さん、西村屋の西村まさ彦さんの姿も見えました。
懐かしい!ご無事だったのですね。江戸で細々と商いを続けていたということでしょうか。
長谷川平蔵(中村隼人さん)のとりもちでどうやら黄表紙など今後も出版できることになったようです。
人足寄場はこの時代画期的
今回、平蔵は、定信から「人足寄場」をつくるようにとのお達しを受けます。これは、「悪党にならざるを得なかった者を更生させる」ところ。
刑務所とはちと違うと思います。当時、世界中をみても、こんな風に罪を犯した者を更生させる施設というのはなかったと思うので、これがいかに画期的な試みだったかがわかります。江戸時代、すでにこんな風に人を救う、という考え方があったことに驚きます!
京伝おなじみ菊園花魁は?
そして、やはり気になるのは、座敷持花魁 菊園(望海風斗さん)です。山東京伝(古川雄大さん)なじみの花魁で、後に妻となるようですね。
望海風斗さんは、元宝塚雪組のトップスターだった方です。バリバリの男役さんで歌お芝居容姿と3拍子そろった方でしたが、花魁姿もやはり美しいですね。菊園花魁これからどうなるのでしょう。

実は、井上ひさしの「京伝店の烟草入れ」にも、女房お菊として名前が出てきます。ただし・・・
「このあいだの冬、血塊の病であの世へ行ってしまった京伝の妻のお菊は・・・」
というように回想シーンで登場しており、やはり歌麿の妻のきよさんと同じように不幸な最後だったのでしょうか。心が痛みます。
遊女や花魁で幸せになれた人というのは本当に少ないのでしょうか。
救済はなかった?
図らずも悪党になってしまって石川島の人足寄場に送られる人も不幸ですが、何の罪も犯さず、借金のかたに売られてきた吉原遊女たちはもっと悲惨です。
最後は、いつかのシーンのように身ぐるみ剥いで放り出されるのでしょうか。少しゆっくりさせて上げるような救済はまったくなかったのでしょうか。悲しいですね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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