独り言で「○○子ー」「○○江ー」と娘の名を呼んでいた晩年の父
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
年をとると独り言が多くなると言う。私の父はよく70過ぎころから、「○○子、○○江」と娘二人の名前を呟いていた。テレビを観てるときとか、ごろんとしてるときなどにである。
突然名前を呼ばれて、そちらを見るが父の顔は相変わらずテレビの方を向いている。
無意識のうちに出ているのか、照れてしまってこちらを見ないのかは、よくわからない。そんなことを思い出しながら今は、亡くなった父の写真に、私の方から呼びかけている。
ところで私のことだが、7月から次男さんが仕事で京都に行ってしまい、今は夫と二人暮らしだ。
慣れないことなので最初は寂しかった。
そして気がつくと「○○ちゃん」と息子や娘の名前を呼んでいるのである。
夕暮れ時、子ども部屋だった部屋のカーテンを閉めに行ったり、外の木々を眺めたりしているときなど、ふと口をついて出ている。だれかに見られたらかなり恥ずかしい。
またあまりに無意識なので、自分自身、一寸危ぶんでいる。
よっぽど子離れできないのか、それとも痴呆のはじまりなのか・・・。
それでも、名前をつぶやくと、ほっこりして少し気持ちが楽になる。なので、まあ、よしとしよう。
なんでも自然に逆らわないのが一番だ。
このところ時間の流れに自然に身をまかせているような気がする・・・。数年前までは、何かに逆らったり、過ぎてゆく時間にむなしく抵抗したりしたものだけど、今はそんな気持ちはない。
もちろん達観とか、そういうのではありません。単に鈍くなっただけ・・・。
8日は満月。月が満ちているときにはいろいろと不思議なことが起こる。
7階のわが家に、大きなスズメバチのお客さんが乱入した。夫婦二人で30分ほど大騒ぎ。そんなこんなでいろいろあって、やがては元の自然な時間の流れに戻る。
寂しいけれど落ち着くと言えば落ち着く。こんなのが一番いい。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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