私たちは命の重みに、鈍感になっていないか。先日、静岡県の認定こども園の通園バスで起きた悲惨な事件について。

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こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

先日、静岡県牧之原市の認定こども園の通園バスに3歳の女児が置き去りにされ、亡くなるという事件があった。

女の子の水筒の中は空っぽで、服も脱いだりしていたようだ。どれだけ暑く苦しかったことか。考えただけで涙が出てくる。

記者会見の際、高齢の園長は、自分のしたことの重みをわかっていないようだった。笑ってさえいたのだ。本当は土下座して謝ったって許されないことなのに。あの子の未来を奪い、両親の人生を悲しみのどん底に落としたのだから。

これは勘違いかもしれないが自分中心で、人の痛みに無感覚な中高年者が増えたような気がする。母と子を車でひいた旧官僚の高齢者も、まるで命を奪った責任を感じていないように見えた。

この前起ったテロ事件もそうだが、命の大切さ、命が奪われることの重みに私たちみんなが鈍感になっているのではないだろうか。

乗車時と降車時の点呼は絶対必要

そして当日気になったのは、乗車時と降車時の点呼(確認)はしていたのだろうか、ということ。

比べるのは恐縮だが、昔ガールスカウトのリーダーをしていた時、
キャンプ地に行くなど、集団で移動することが結構あった。大変でしょう、とよく言われた

けれど、GSの場合、年中グループごとに確認をしながら乗車下車を行うので、迷子にするなどのことはなかった。
点呼の仕方や確認の手順は、幼児を預かる施設ではどこもしっかりと作っていると思いますが、もう一度確認いただければと思う。

少なくとも職員の方は、「一度下車した後、必ずバス内にもどって確認する」を徹底していただけたらと願う。

おこがましいのは承知ですが、二度とこんな事故を起こさないために。

先日バスの中で

昨日、バスに乗っているとき、こんなことがあった。

後ろの座席に赤ちゃんを連れた若いお母さんが座っていた。赤ちゃんを膝の上にのせ、バギーは横に置いていた。

そして降りるときになって、赤ちゃんを抱いて、もう片手でバギーを持とうとしていたが、難しそうだった。とっさに、「下ろしましょう」といって立ち上がり、バギーを抱えて先に下ろした。
「ありがとうございます」。背中に聞きながらバスにもどったが正直ホッとした。

最近、娘がよく孫娘を連れバスに乗ってわが家に来る。その際にバギーを下ろすのがほんとうに大変そうだ。特に子どもがバギーに乗らないとぐずった場合、一歩間違えれば深刻な事故になりかねない。子どもの回りでは、何が起るかわからないのだ。

私たちはあらゆることを想定し、子どもを守るべきだ。そして、自分に甘えることなく、他者の命の重みをしっかりと受け止めるべきだと思う。

大部分の方は緊張しながら、やさしく子どもたちを見守っているのだろう。だからよけいに、亡くなったお子さんの苦しみ、ご両親の深い悲しみを思い胸がはりさけそうな気持ちになる。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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