壇ノ浦は平家滅亡の最終章というだけでなく、源氏の悲劇の始まりだったかもしれない

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

「鎌倉殿の13人」第18回「壇ノ浦で舞った男」、
ほぼ、九郎義経の活躍に大注目の回でした。

壇ノ浦の合戦で、
奥の手や禁じ手を駆使したとしても、義経が戦の天才だったのは間違いない。

あの有名な八艘飛びあたりまでは・・・。何しろすごい勢いだった。
ここでの義経(菅田将暉さん)の活躍は神がかっていて、本物の義経がいくさ神となって乗り移ったようだった。

この海上の撮影画面はまるで、満々とした青い水がさざ波となって迫ってくるよう。いやー、身震いするほど美しかったですね。
そしてまた、この水が、幼い帝や平家一門を飲み込んだのですから恐ろしい。
本当に悲惨なできごとでした。


安徳天皇や女人たちの入水によって、情景は一転して暗い陰鬱なものに変わります。

入水にどぎもを抜かれた義経の絶望的な顔。
思わず「やめろー」と叫んでいた。
その時の義経は軍神などではなく、一人の若者にもどっていた。
この時からいくさの終わるまで、不安を抱えた菅田義経の表情はハッとするほど美しかった。

そして義時や三浦義村、ほかの武将たちの驚愕する顔、顔、顔。

私たちは壇ノ浦を、源氏が平家に勝利する最終章と思っていたが、もしかするとこの戦いは、源氏の悲劇の始まりだったのかもしれない。

北条義時の悩みも深まる。

そしてこのあとの義経の運命を思えば、胸が締め付けられるようだ。

つらい場面の多い第18回では、最初に八重(新垣結衣さん)と大姫との習字の手習いのシーンを入れている。

心を閉じた大姫を気づかう八重のやさしい表情、
顔に墨をつけて笑う顔はまるで、傷ついた小さな子の魂を救うために、空から舞い降りてきた天女のようだ。

悲劇的な話の中でこの場面だけが、春の日だまりのように温かい。
ほっこりする。
それにしても、顔に墨をつけて子どもを慰め、そのお顔のまま将軍や御台所に面と向かいまじめに忠告するところ・・・やはりガッキーさん八重は人間ならぬ、天女だったのでしょう。

800年も前の人々も、私たちと同じように、いやそれ以上に複雑で繊細な感情をもち、憎んだり愛したり野望を持ったりしながら懸命に生きていた。
そんなものを感じさせる貴重なドラマになっています。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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