確定申告の書類作成で時間がなくなったので昔作った駄詩をアップします/「幸福の予感」

幸福の予感
幸福の予感それはいつも
惜しげもなく振りまかれる
夕焼けの空が
激しい赤を地平線に沈め
ブルクミュラーのおさらいをする
小さな娘のピアノの音のたどたどしさに
台所でふと微笑する
そんな時幸福は 一瞬訪れ
金縛りのように心を惑わす
いつか忘れていた
あの小さな赤いトタン屋根の家
縁側で呑気に寝ていた女の子
膝に 汚れた絆創膏一枚
風に揺れる一本の欅の木
手に触れるごつごつした老木の皮膚
野草のいがらっぽさ
幸福の予兆だけを願い
わきめもふらず
うっとりと
すべてをなめらかに 良質の粉に
欺瞞と嘘を掌に包み
たとえば 風のように
知らんぷりで
たとえば 海のように
情愛を振りまき
ひきうすを ただ回しつづけたのは
私たち女ではなかったか
幸福の幻影に 眩暈し
おぼれかかり
それでも ひきうすから
手を離さない
幸福の予感に
2022-03-11 by
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