織田作之助の「夫婦善哉」と、ニューヨークへ〝駆け落ち婚〟したお二人

「夫婦善哉」織田作之助(講談社文芸文庫)

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

そうそうこの本を探してたんです。
しっかり者の妻蝶子と、だめ夫の柳吉。この二人の切っても切れない夫婦の物語。哀しくてどこかおかしい。蝶子さん、夫がしょうもなくて、大変なら大変なだけよけい惚れ込んでしまいます。

夫のおまえはどうなんだ、とついいってしまいたくなりますが、好きなんだからこれでいいか、とも思ってしまう。浄瑠璃の中に出てくるような大阪の下町情緒がなんともいえない。ほそぼそと商いをする二人の姿が哀れでちょっとユーモラス。

なんでこの本を思い出したかというと、朝ドラ「カムカムエヴリィバディ」で、大学の国文科にいるというベリー(市川実日子)が、「織田作くらい読んでるー」と豪語してたからです(^_^;)

でもなぜここで織田作なのか。織田作が関西の人にとっては特別な作家だから?それとも、るい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)が、いずれ「夫婦善哉」のようになってしまう、という伏線なのでしょうか(^_^;)
または、ベリーは自分がそうなって、ジョーの面倒を見る! といいたいのか。

実は、日本国中を悲嘆の嵐にした眞子夫人のご結婚の際にも、この本のことがちらっと頭に浮かんでいました。
あの「結婚宣言」での、眞子夫人の堂々とした話し方、それに比してほとんど口を開かないお相手。
そんな様子を拝見していて、立場はまったく違うけれど、「夫婦善哉」の夫婦のことが頭に浮かんだのです。

今日はお二人が〝満面の笑顔〟でニューヨークのまちを歩く姿がニュースに掲載されてました。
やはり幸せなんでしょうね。
もう「お幸せに」(^_^;)というしかないですね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

by
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です