日本の名随筆42「家族」。BOOKSTAND若葉台で購入した本ですが目がかすんで読めない。ついに昨秋11月末に白内障の手術をすることに

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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もう一冊の本も読めないだろう。そう思って11月末に白内障の手術をしました

日本の名随筆42「家族」、少し前にBOOKSTAND若葉台で購入した本ですが、眼鏡をかけても目がかすんでろくに読めない。

もうわたしは、本一冊もまともにも読めないのか。情けなく思いながら、とりあえず近くの眼鏡スーパーへ。

少し検査した後、残念そうに、
「眼科医で、処方箋をもらってきてくださいね」と言われた。

そのまま近くの眼科医へ。
丁寧に検査していただき、結果、白内障とのことだった。
「手術をしたほうがいいですね。ただ、うちでは手術をしないので紹介しましょう」
そう言って先生が紹介状を書いてくださった。
「名医ですよ」
そう言って、嬉しそうに笑われた(気のせいか・・・)

取りあえず、呆然として家に帰った。

死ぬまで持っていくからいいの

80代後半で亡くなった母は、やはり白内障だったが、なかなか手術をしなかった。
「しぬまで持っていくからいいの」

いや、単に臆病で面倒くさがり屋なだけでしょう。それなのに、手術の翌日包帯を外したときには、
「白い光が、さぁっと目の中に入ってきた」
感動したように言ったそうだ。


わたしも似ている。

手術なんて大変なことをする位なら、このままでもいいかなと。

いよいよスーパードクターの診察

スーパードクターと言われるそのお医者は40代後半。
患者の思いを一身に背負っているからか、責任感にあふれ、気難しく見えるくらいまじめそうな方だった。
何しろ患者は朝診療の始まる前からずらりと並んでいると言われる。日本全国から、そして海外からも手術をしてほしいと訪れるそうだ。

手術の当日。少し早く着いたので、駅ビルでしっかりと腹ごしらえ。

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手術は、最初に左、1週間後に右を行った。
翌日は見えるようになっていたけれど無理はしない。保護めがねをかけて目を守る。


朝、起きたときに、窓から白い光が明るく日が差してくるのが見えた。自然に母の言葉を思い出している。
「お母さん、わたしも白い光が見えるわよ・・・!」

世界が戻ってきた

術後、1週間の診察の際に、ひと言、感謝のことばを伝えたくて、
「世界が明るくなって、戻ってきてくれたみたいです」
といったら、先生の頬が一瞬ゆるんで嬉しそうに笑った。

わたしは帰ってしみじみと鏡を見る。
そこには一気に何十年もの時を経た顔がある。これから、この顔とつきあっていくのだなと思った。
目が見えないときわたしは幻想を見ていた。
目をよくするということは、現実の世界をしっかり見て生きていくということなのだ。それを心に刻まねば・・・。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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