「団地を楽しむ教科書 暮らしと。」(東京R不動産+UR都市機構) 懐かしい団地ライフの7つの風景を紹介しています。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
「団地を楽しむ教科書 暮らしと。」(東京R不動産+UR都市機構)
懐かしい団地ライフの7つの風景を紹介。
若葉台団地の本屋さん、BOOKSTAND若葉台で思わず手に取ってページをめくった本です。見慣れた団地の風景がどこか懐かしい貴重なものに思われる。
そんなノスタルジックな気持ちにさせてくれる本です。
中の構成ですが、第一章「環境」、第二章「コミュニティ」というように大きくふたつの章に分かれています。
第一章「環境」では、グリーン、部屋、スポーツなどの項目ごとに、団地の四季の風景や人々の生活を写真と文章で紹介しています。
特にグリーンのところですが、
○・・緑の気配
○・・団地の四季
ここに掲載されている写真はいくら見ていても見飽きません。ほんとうに郷愁を感じさせる団地の懐かしい風景ですね。
行ったことがないのに、どこか既視感があるのは、やはり同じ団地住民のせいでしょうか。
○・・自分らしい部屋を作ろう。
昔、こんな風にすわって、子どもの宿題を見ながらガミガミ言っていた気がします。汗;
それから「コミュニティー」のところですが、
○・・見守りから広がるコミュニティー
これは、団地住民なら皆さんたぶん、とても興味のある内容です。
○・・「団地を楽しくするコミュニティーとは?」
これも永遠のテーマ。いつもこれを考えている・・・いえ、団地という居住形態そのものがすでに楽しいのかもしれません。
○・・団地の中の幼稚園
うちの子たちも根っからの団地っ子なので、団地の中の幼稚園に通っていました。
そして、その頃から今も変わらぬ友人がいて、私も息子の友人の嫁さんに仕事でお世話になっているなど、楽しいご縁が続いています。
○・・団地で始める子育て
一応団地の子育ての大ベテランです。笑
○・・「ずっと友達」
ここがすごくいいんですよね。
「同じ団地で生まれ育ったふたり ずっと友達」
「友達っていうか、家族みたいな存在だよね」
この言葉に思わずじーんとしてしまいます。
少し前、「団地のふたり」(藤野千枝)という小説を、やはりBOOKSTAND若葉台さんで購入したのですが、読んでいる間もこんな情景がたびたび頭の中に浮かんでました。
団地で育って大人になった人たちには、この本を手にすると、きっとふるさとに帰ったような気がするのではないでしょうか。
昔、ふるさとといえば山があって、森があって、ウサギを追いかけてといった風景でしたが、今は団地っ子たちは、団地内の緑の木陰や、建物群、その向こうに沈む夕日、中心に並ぶ商店街、そんなものに郷愁を感じるのかもしれませんね。
そして春には満開の桜。これもすばらしい団地の風景です。
そんなさまざまな情景が浮かんできます。
しみじみと、くり返し見ていたい本です。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。