謝金を重ねる自分が親不孝で情けない、いっそ・・・というの一番の親不孝です。生きていてくれるだけでいい。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

新しいモンステラの葉が今日開きました。みずみずしい若い葉です。生命の不思議に改めて感動しています

7月12日付の読売新聞人生案内です。

「借金重ね両親に心配かける」

30代の会社員女性ですが、

嘘をついたり、借金ばかりをして両親に迷惑や心配ばかりかけてしまう、自分が情けないと相談しています。浪費癖があって、コンサートや本や服、食事などに使ってしまい、借りてはまた返すの繰り返しだそうです。

クレジットカードや奨学金の返済を堪能したこともある。そんな自分が嫌になってしまうと言います。親孝行できず、貯金もない。結婚も子どもも望んでいない。死ぬことも考えましたが、借金返済し親が死ぬまでは自分も死ねないと考え直したそうです。


私はわが子世代の人の話を聞いていてよく、思うことがあります。
たとえば一人娘さんとかで、自分は親孝行したい、旅行につれて行ったり、おいしいものを食べさせてあげたいといいます。

けれど、一番の親孝行は生きていることです。さらに言えば借金があって浪費家で自分に信用ならないなら、逆にしっかりした堅実な人を見つけて結婚してみればいいと思います。

借金を返すまでは・・・

この方も自分が情けないから死にたい。でも、借金を返済するまでは死ねないと言っています。大事なのは、生きているということが一番の親孝行だということです。

自殺などしたら、これ以上の親不幸はないわけで、親を絶望の底に突き落としてしまうでしょう。

生きて暮らしていて借金をしてしまう自分は情けないと思うかもしれませんが、ご両親はそういうあなたを、少し離れたところから、自愛の目で見つめていることを決して忘れないでほしいと思います。

哲学者アウグスティヌスも放蕩息子だった

回答者の哲学者 小川仁志先生もおっしゃっています。
古代ローマの哲学者 アウグスティヌスも若い頃、放蕩息子でした。しかし改心し本の中ですべてを告白したとのこと。
著書の中でアウグスティヌスが書いているのは、「人間の心の不安定さです。、人間の心は常にフラフラしている。だから整理が求められる」というのです。

悩んだときは頭の中だけで考えず、まず事務的に自分の考えを見つめ、整理して紙に書いてみるというのも一つの方法なのかもしれません。
そうすれば楽観的にも悲観的にもなりすぎず、自分の今の状況を客観的に冷静に把握できるのではないでしょうか。

23.7.12付け 読売新聞 人生案内「借金重ね両親に心配かける」

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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