「源氏物語」の末摘花のところを詠み返していたら、あらためて源氏のお坊ちゃんらしさというか、誠実さを感じた

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。


連休中は皆さんどうされますか?
私は、息子や娘たちが忙しくてこれなそうなので、普段できないことをやってみようかなと思っています。

読めなかった本を読むとか、ちょっと整理しておきたいこととか。普段、たいした用事もないのになんとなく時間ばかりが過ぎてゆきます。

この年になれば、これが人生かなと半分あきらめています。案外、無理、無駄と思うことの中に人生の真実があるのかも知れませんものね。笑

今日、そんなことで、「源氏物語」の末摘花のところを見返していたのですが、あらためて源氏のお坊ちゃんらしさというか、人柄の良さを感じました。
本当だったら、光源氏ほどのひとの相手にはならないはずなのに・・・。
明石から都に戻ってきて、あばらやのような家に住み続けている彼女を見て感動、あらためて自分の屋敷に迎え入れるんですよね。

そもそも、なぜ源氏は、象のように垂れ下がった赤い鼻をもつ女性とおつきあいすることになったのか。
最初私は紫式部が皮肉屋で、一寸源氏をからかうような感じで引き合わせたのかと思いました。けれど、どうも紫式部は本気で、末摘花のエピソードから誠実さとかそういったものの価値を伝えようとした気もします。
きっと公卿とか都人の軽薄さに辟易していたのかもしれませんね。紫式部はこの部分ちょっとお灸をすえる気持ちで、ふふ、と笑いながら書いている気がします。よく筆が走りますね。

よろしければ、末摘花について書いたところに、ぜひ目をお通しください。

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今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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