「ブラッサム」のモデル宇野千代の「生きて行く私」を読んで見ました
こんにちは、ゆきばあです。

宇野千代『生きて行く私』
若葉台市民図書館SOLAに行ったら、入り口近くの目立つところに置かれていました。NHKテレビの「ブラッサム」が人気なので、まさかあるとは思わなかったので驚きました。
取りあえず読んでみよう、と思いお借りしてきました。
最初の辺りドラマでは、かなり忠実にこの本をなぞっているようです。山口県岩国で育ったこと。生家での厳しく何もしない父、やさしい義理の母など、ほぼ忠実にドラマ化してような。父に強要された従兄弟との数日間だけの結婚。
代用教員をしていたときの恋。今週はその相手から「もう、こないでくれ!」と冷たく言われるつらい場面でした。
そして、新聞懸賞小説が入選して作家デビュー。尾崎士郎との出会いと同棲。そして、自殺した場面を書きたいからといって、心中未遂直後の東郷青児に連絡し、そのときの血痕の残る布団で寝るなど壮絶な内容だけれど、語り口はあくまで淡々としています。
そして10歳年下の北原武夫との出会いでは、その顔の美しさに見とれしまったという。なんと正直な人なのだろう。
純粋に人を愛するというのは、きっと寄る辺のない状態のなかでもそうせずにはいられない何か強い感情なのだろう。それができるのが、また作家としての資質なのだろうと思います。
後年自身を省みて「泥棒と人殺しのほかはなんでもした」と豪語していたそうですが、ふとその自分の述懐から、父親もそう思っていたのかも知れない、と思い至る。 何も生み出せず父は苦しんだのかも知れない。娘の宇野千代はきっと父親の分まで書いたのでしょう。娘から父への鎮魂歌になったのかも知れません。
そして、女性たちには「こんな生き方もあるんだよ」と教てもらい、勇気づけられるのではないでしょうか。とても怖いことではありますが。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。ほかにも日々の思いを書いていますので読んでいただけましたら幸いです。

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