黒澤明監督の最後の監督作品「まあだだよ」YouTuberで配信中。作家の内田百閒をモデルに、教え子たちとの心温まる交流。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

『まあだだよ』<YouTuberで2週間限定公開>
わたしは、1月13日(4日目にくらい)に観ました。黒澤明監督の最後の監督作品「まあだだよ」。
作家の内田百閒をモデルにしつつ、生徒との温かい交流をえがいています。
書いて食べていけるようになったからと、生徒たちを前に、今日を限り先生を辞めます、と宣言した百閒先生。けれど、その後も教え子たちは先生を慕い続けます。
そんな中、先生と奥さんは、空襲で家を失い、鴨長明のような方丈の家(1.5畳ほど?)に移り住む。周りはがれきの山。
先生を心配して集まる教え子たち。さり気なく交わされる会話や心遣いが心にしみる。
人情と言うにはあまりに爽やかで、黒澤明の真骨頂が出ています。
その後もおじさんになった教え子たちは先生の面倒を見続け(笑)、温かい交流が続く。
先生の60歳の誕生日を祝う会にも教え子たちが集まり「摩阿陀会(まあだ会)」という囲む会をスタート。この「摩阿陀(まあだ)会」ですが・・・
教え子たちみんなが「もういいーかい?」
教え子たちが全員で先生に向かって歌うのは・・・。
「もう、いいーかい?」‼
大きな声で元気に応える先生。
「まあだだよ」(まだ、死なないよ!)
この(ブラック)ユーモアのセンス凄いですね‼ 百閒役の松村達雄さんも実にうまい。
この世界を成立させるのは、さすがに百閒先生、そして世界の黒澤と思います。
どころで内田百閒ですが、黒澤明は大ファンだったようです。作品には、「百鬼園随筆」「阿房列車」などの著者があります。
そうそう、映画の中で愛猫がいなくなり、憔悴する先生の姿が憐れでしたが、百間にはこのことに触れた「ノラや」という作品も。
76歳の誕生祝いの最中に倒れ自宅に運ばれる百間先生。
自宅で横になりつつ、夢の中で子どもにもどって畑のワラに隠れて「まあだだよ」と叫んでいる。
その隣の座敷では、教え子たちが、しみじみと一升瓶を囲んで先生の話で盛り上がる。
このラストの部分も実に味わい深いです。
期間内にぜひご覧になってみてください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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