「おかげさまで生きる」。作者は見えない世界への確信をもつ医師。長年救急医療のトップとして命と向き合ってきた

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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おかげさまで生きる (矢作直樹 幻冬舎文庫) 

ショッピングタウンわかばのBOOK STAND 若葉台には、掘り出し物の本がたくさんあります。フラッと店内に入り、なんとなく背表紙を見ているだけで楽しい。

こちらは、迷える子羊の高齢女性である私が、これからの残りの人生をどう生きるか考えたくて買った本です。

作者は東京大学医学部附属病院で救急医療のトップとして第一線で命と向き合ってきた医師。
子供の頃から「人は死んだらどうなるのだろう」と考えていた「私」がある出来事によって「見えない世界への確信を得た」という。

かといって、本全体が見えない世界や、死んだらどうなるの話しではなく、まず「自分の人生を全うすること」の大切さをていねいに説明している。

世に人生訓や処世術、よりよい生き方を教えてくれる本は数々あるが、綿々と続いてきた命のリレーや、人と人はみなつながっていると考えることで、今のように個人の自我を意識しすぎる苦しさからは解放してくれる。
人と人は感謝し合い支え合い「おかげさま」で生きている。さらに「誰にも置き換えられない自分」を再認識させてくれる。そういう意味でも貴重な本です。

そして、死後の世界は私たちの身近にあり、亡くなった人はそばから見守ってくれているのだという。そういうことを意識すれば、自分の今の生き方についても考え直し襟を正す気持ちになるかもしれない。そんな意味からも貴重な本といえる。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。


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