「いずれの御時にか・・・」、いよいよ千年のベストセラー「源氏物語」を書き始めるまひろ(紫式部)
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

8月18日の光る君へ、
18日は十五夜でしたが、道長(柄本佑さん)とまひろ(吉高由里子さん、紫式部)が月を見上げるシーンがあり、少し嬉しかったですね。
月を見るたびに、
「誰かもこの月を見上げているのではないかと思う」
という道長のことば・・・もちろん誰かとは、まひろのことですね! 汗
二人で月を見上げるシーンは過去に何回かあって、それぞれ思い出深いです。
そして、いよいよ「源氏物語」を書き始めるまひろ(紫式部)。
少し前、まひろが弟くん(藤原惟規、高杉真宙さん)に、
「わたしってどんな性格?」
と聞くシーンがありました。すると弟くん、
「根が暗くて、鬱陶しい・・・」
と正直にこたえます。スーッと、どこかに去ってしまう姉。
ショックを与えてしまったかと、うろたえる弟。
いやいや、たぶんここは、弟に言われて、
「ああ、わたしって、やはり書く人間なんだな」
と初めて本質に気づいたところでしょう。
そしてあらたまって道長に「紙をたまわりたく」と依頼します。
すると道長は、
「越前には美しい紙がある。あの紙に美しい歌や物語を書いてみたいと、申したであろう」
と、上質な紙を山ほどくれる。
まるで、彼のまひろへの思いの丈を示すように。

また月を見上げてしまう二人
そして、まひろの邸での月を見上げるシーンに・・・。
二人は過去の思い出にひたるように月を見ます。
まるでそこから物語が落ちてくるように。
この物語がはじまるシーン良いですね・・・!
「人とは何なのでございましょう」
「おかしきことこそめでたけれ」
「直秀(毎熊 克哉さん)が月にいるかも」
などのせりふも生きてます。
直秀はいなくなったけれど、直秀から引き継いだ物語は二人の心の中にあるのです。

「おかしきことを集めた物語」を書こうと、まひろは決心。それが自分のやるべきこと、使命だと気づきます。
「いずれの御時にか・・・」
と書きはじめるところ感動ですね。
ほんとうのところは、帚木から書きはじめたとされますが・・・、ドラマ的にはやはり「桐壺」でしょうかね。
帚木では、貴公子光源氏と受領階級の女性とのロマンスが描かれています。ワクワクするし、自分をモデルにしたり、ちょっと奇譚風味ありで、楽しく読める。
それが好評だったので、あらためて光源氏の悲劇的な出生から書き始め、やがて壮大な物語になったのかもしれません。今こうして私たちが「源氏物語」の世界に浸れるというのは本当に嬉しいことです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
子を持つ持たないで悩むのは意味がない。その人が命を繋いで行きたいと思うかどうかだ 『アンチヒーロー』がおもしろい。長谷川博己さんの明墨は「殺人犯をも無罪にしてしまう」悪徳弁護士と思ったけれど、本当はやさしい人・・・? 佐々木蔵之介さんの宣孝は、まひろ(吉高由里子さん)にとって親戚のおじさんのようで、後には夫になるという難しい役どころ。光る君へ 光る君へ 「招かれざる者」 直秀はやはりまひろが好きだったのか。「いっしょに行くか」と聞かれて「行かない」と応えるまひろ。このシーンが切ない バスの中も、スーパーも、まちを歩く人もほとんどの人がマスクをしている。でも、みんな今は自分の意志でそうしてるのだから好きにさせて!
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