11月26日~27日 京都に行ってきました。初日は世界遺産の下鴨神社へ。糺の森に朱色の鳥居が映えてきれいでした

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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11月26日~27日にかけて紅葉まっさかりの京都に行ってきました。7月から京都で仕事をしている次男さんが道案内してくれました。

今は紅葉シーズン真っ盛りの京都。駅の外に出ると、清水寺や高台寺に向かうバス乗車地点は延々200メートルの人の列。清水寺や高台寺行は、今回はパスしました。

次男さんの案内で1日目は、これまで行く機会のなかった世界文化遺産の下鴨神社へ。

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下鴨神社と言えば、京都の3大祭のひとつ「葵祭」でも有名ですね。

賀茂川と高野川の合流する地点にある下鴨神社の起源は古く、平安時代以前から崇められていたそうです。

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「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」

「方丈記」の作者、鴨長明はこの社の禰宜(ねぎ)の家に生まれました。この有名なことばも、幼少の頃から賀茂川を見ていた実感からでしょうか。

父のあとを継いで禰宜になれるはずが、叔父がその職につき、長明は失意のうちに、その地を離れました。
そんなこともあって、後には方丈の小さな庵に住みひとり和歌を詠み琵琶を弾いて暮らすなど、生涯に渡って無常観をいだいて生きたようです。

また賀茂川を見て成長したからかその無常観には、さらさらと流れる川の水のような清潔感さえあります。

また下鴨神社を囲む「糺(ただす)の森」は12万㎡の広大な面積で、木々の種類は40種、樹齢200~600年。この自然林の中を散策できるのも下鴨神社参拝の楽しみです。

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雑木やイチョウ、紅葉の色彩は美しく古代からの森の景観を残していて、見上げれば空の青とのコントラストが目に染みます。

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森の中には自然を生かした芸術作品も展示されていました。

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下鴨神社とこの魅力的な森は、平安人の心の安らぎにもなっていたようです。源氏物語や枕草子にも登場。平安京の人々にとって信仰と生活は深く深く結びついていたのでしょう。

朱色の大鳥居が見えてきました。皆さん、頭を下げて鳥居をくぐっていきます。

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こちらは奥にあるみたらし池。左に見える社がみたらし社で、みたらし団子の発祥の地と聞いて驚きました。

本殿に向かう途中に河合神社があります。ここは下賀茂神社の摂社。祭神は玉衣姫命(たまよりひめのみこと)で、美人の社としても有名です。

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また、サッカーでおなじみ八咫烏(やたがらす)も祀られています。ワールドカップでの日本代表のさらなる活躍をお願いしました。

さらに「わたしも美人になるように祈る」といったら、夫に「○十年遅いよ」と笑われました。

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ここには鴨長明が晩年に住んだ「方丈庵」を再現した庵が置かれていましたが、今は展示場所の変更で移設中とのこと。見られないのが残念でした。

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当日は、コンサートも行われていました。
古い神社の建物、苔むした桧葺きの屋根、色鮮やかなた紅葉やイチョウの木々と管楽器の音色が美しく調和し皆さん、熱心に耳を傾けていました。

自然と神社とそれに結びついた日本人の古代からの信仰心や、心のありようを垣間見たようで、深く心に残る鴨川神社行となりました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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