自由な時代に生きる私たちは、逆にずいぶん不自由な生活をしている。

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こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

私はよく、YouTubeで養老孟司先生のお話を聞いています。
養老先生は、
「意識はあてにならない、説得力のある言葉は体を使ってる人から発せられる言葉だ」
と話しています。

人は、よくよく自分の頭で考えたことは正しいと思う。そして、人も同じように思うだろうと錯覚する。あれだけ、自分が理論武装して考えたことなのだから正しいに決まっている。
人の理屈は、なんでもそう。

たとえば、人の自由についてさえ、理屈で細部をこまごまと決めないと気の済まない私たち日本人。
だから今の自由な時代に生きる私たちは、逆にずいぶん不自由な生活をしている。

考えに考えたことだから、正しいに違いない。
言うことを聞かない人々のほうがおかしいのだ。
そう思うようになったら独裁者か、よっぽど変な人だ。

自由を求め続けた私たち。
けれどその生活は、少しずつ、少しずつ、自由からも自然からもかけ離れたものになっている。
そんな社会には子は産まれない。
私たちの自由な生活に、自然そのものの子供は合わないから。
私たちが自由を求めすぎた当然の帰結だ。
生まれる権利のある子供たちは、産まない権利によって抹殺される。

また、価値観は多様だけれど、子供を産もう増やそう、という価値観は認められていない。
今生きている人間の権利だけが、最大限認められている社会。
また将来の人間のために緑を残そう、為政者はそんなことは考えない。
今生きている人たちの権利と、都合だけが大事にされる。

今の時代、こんなご都合主義で世の中がもつのだろうか。
まるで人間一人ひとりが偉大な神になったようだ。

若葉台のまちに紫陽花はよく似合う


今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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